145話 ページ7
「うーん…仲間だから、かな。それに、草子は未来の姉…でしょう？」
「……はぁあ。そうよ。何か文句ぁる？」
妹を操って何が楽しい。
やっぱり狂ってる。
草子は黙っている私をずっと睨んでいる。
「妹を操って…妹の輝かしい未来を壊して、何がしたいの？自分は姉だから？ふざけないで」
私がそういった次の瞬間、草子は目を見開いた。
震える手を上に上げ、私に人差し指を指す。
「なんで…なんで私の思っていることが分かるのよっ！化け物っっ！！」
「化け物、ね。そうだけど、草子も化け物じゃないかな。妹を不幸に落とす化け物」
私は少し声に怒りを混ぜながら言った。
すると草子はしゃがみこんで、ポロポロと涙を流していた。
「A…ワタシ、消エルノ…？ヤダ…モット…
生きたいっ……………」
…そうだよね、草子だって人間だもん。
私は草子の手を取り、頭を撫でた。
夢花は草子をふわりと抱きしめた。
「なん…でっ…？わた…し…死ぬんじゃない…の…？殺さ…れるん…じゃ…ないのっ…？」
夢花は「大丈夫、大丈夫…。草子は未来の中にずっといていいんだよ…？」と言った。
すると草子は私に頭を下げながら謝ると、ヘナヘナと倒れ込んだ。
「……ぁれ…？私…草子お姉ちゃんは…？」
「未来、で合ってるよね？」
聞くと、頷いた。
目からまだこぼれ落ちている涙を手で拭くと、いつもの肌ではない肌が見えた。
………メイクしてるんだっけ？未来…。
「未来…メイク落としてきなよ…。ヤバいよ。ゾンビみたい…」←
「分かったわよ…ってゾンビ！？」
今まで本当に空気になりかけていＥ組のみんなが笑った。
未来と夢花も笑った。
笑顔が生まれた。
私達は生きている。
一人の人間として、化け物として。
人それぞれ行く道は違うこともあるが、みんな同じ命だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「みんなも！カッターキャーをしないようにね♪」←
「ちょ待て待て待てシリアスぶち壊しだよ！？｣←
「いーじゃんカルマ」
「むー…ま、Aが言うならいいか」
「あはは。じゃあ次は番外編です！」
シリアス難しかった(＞_＜)
はい、次は番外編です！
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月下の黒兎 - 名前を変えました、月下の黒兎です！よろしくお願いします (2018年6月17日 22時) (
レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
霊華 - 最高だああああああ！更新頑張ってください！ (2018年6月16日 1時) (レス) id: bc9948bbc2 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう(プロフ) - Aliceさん» もちろんお願いします！ (2018年6月15日 17時) (レス) id: 22c96cd4ba (このIDを非表示/違反報告)
Alice - 羽龍夜さん» すみません！応援ありがとうございますヽ(*´∀｀)ノ頑張ります！ (2018年6月10日 22時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
Alice - こんぺいとうさん» マジですか！？ありがとうございます！全然失礼じゃないです！載せたいのですが、いいですか？ (2018年6月10日 22時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice x他1人 | 作成日時：2017年8月22日 8時
