クリスマス休暇の出来事3 ページ42
「はじめまして、ミス・ドレッドノート」
「A、自己紹介を」
「はい。お初にお目にかかります、マルフォイ卿。この度はご招待くださり誠にありがとうございます。
私は、A・ドレッドノートと申します。ご子息には、いつも大変お世話になっております」
「やぁ、ミス・A。こちらは妻のナルシッサだ」
「はじめまして、Aさん。ドラコから色々な話を聞いていますよ」
下半分だけプラチナブロンドで、上半分は黒髪という不思議な髪をした、藍色のドレスを着た婦人が優しく微笑んだ。
彼女が、ドラコの母君。
ドラコは恐ろしいほどルシウス似だが、ルシウスに比べ少し顔が柔和なところや所作の美しさは、母親のナルシッサ譲りだろうと思った。
そして、その肝心要のドラコがいない。
「アラン君とは先日、魔法省で世話になったばかりだ。色々と話をしたいが、お嬢さんにはつまらないだろう。ドラコは…」
「父上！Aがついたと聞きました」
どこから現れたのか、突然ドラコがふっと顔を出した。
膝丈のズボンをサスペンダーで留め、首元にはつやつやと輝く緑のサテンの蝶ネクタイを結んで、髪は常より丁寧にオールバックにされている。
頬を上気させ、満面の笑みで私の方を向き、そして慌てて父に頭を下げた。
「あっ、はじめまして、ドレッドノート卿。僕はドラコ・マルフォイです。お嬢さんとは、ホグワーツで仲良くさせて頂いています」
「うん。はじめまして、アラン・ドレッドノートだ。これから君の父君とお話をするからね、Aをエスコートしてやってくれないかな」
「はい、わかりました。父上、母上、失礼致します」
「うむ」
「Aさんに失礼のないようにね」
「はい。行こうか、A」
サッと出された手に己の手を重ね、私は頷く。
それの何が楽しいのか、さらに笑みを深めたドラコが小さく手を引いた。
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アキラ(プロフ) - 凜香さん» コメントありがとうございます。更新がなかなか遅くてすみません。あんまりデレが強めのスネイプ先生が苦手なのでうちのスネイプ先生は遅咲きかもしれません、ごめんなさい… (2020年1月15日 23時) (
レス) id: bba48d4b5f (このIDを非表示/違反報告)
凜香 - オモシロイでーす！ちなみに私の押しはスネイプ先生ですね。 (2020年1月15日 0時) (レス) id: a8e855356f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキラ | 作成日時：2018年12月17日 15時
