反省しない女の子 ページ29
「だって本当だもの。もしマルフォイがネビルの思い出し玉を掠めていなかったら、僕はチームに入れなかったし…」
ハリーが大声で笑って冗談めかして言うと、ハーマイオニーは怖い顔をして後ろに立った。
「それじゃ、校則を破ってご褒美を貰ったと思ってるのね」
「あれっ、僕達とは口をきかないんじゃなかったの？」
ハリーがわざとらしく驚いて、冷たい声で言った。
それに続き、ロンも鬱陶しそうに言い放つ。
「そうだよ、今更変えないでよ。ぼくたちにとっちゃありがたいんだから」
それを聞いたハーマイオニーはムッとして、行きましょ！と私に言って小走りで去って行った。
私はハリーとロンをひと睨みしてから、彼女を追いかけた。
その日はずっと、ハーマイオニーは機嫌が悪かった。
授業で先生に褒められても嬉しくなさそうだったし、ハーマイオニーに授業でわからないところを質問しても、あまり丁寧に教えてはくれなかった。
そういえばハーマイオニーは、最初に会った時からあまり変わっていない。
汽車で私が注意をして、その時は謝ったものの、その傲慢さがあまり改善されたようには思わない。
私だって、たまに同学年の男の子達を子供っぽく思うことはあっても、ハーマイオニーほど怒り狂うことはしない。
ハーマイオニーは人一倍正義感が強いが、それを他人に押しつけがちのような気がした。
この子は一度、痛い目を見ないと治らないんじゃないだろうか。
そう思った矢先、事件が起きた。
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アキラ(プロフ) - 凜香さん» コメントありがとうございます。更新がなかなか遅くてすみません。あんまりデレが強めのスネイプ先生が苦手なのでうちのスネイプ先生は遅咲きかもしれません、ごめんなさい… (2020年1月15日 23時) (
レス) id: bba48d4b5f (このIDを非表示/違反報告)
凜香 - オモシロイでーす！ちなみに私の押しはスネイプ先生ですね。 (2020年1月15日 0時) (レス) id: a8e855356f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アキラ | 作成日時：2018年12月17日 15時
