女尊男卑でも音楽は絶えず

帰り道 ページ7

A:本当に良いの？

舞美 :はい。よろしくお願いします！

麗奈 :やった！これでSoundroid結成だよ！

舞美 :さうんどろいど？

A:私たちのチーム名だよ。ロボットって、何かの目的のために作られるでしょ？

舞美 :は、はい

麗奈 :だから私達は、音楽のために生まれてきたってこと！

A:音、「サウンド」と、アンド「ロイド」からうまれたの、

舞美 :とても、素敵な名前です！

A:そう？よかった、

麗奈 :あ、もう時間だ、そろそろ帰るか、

舞美 :そうですね、

A:ユニットについては、また明日話し合お！

麗奈 :了解〜

そうして私達は楽器屋さんを出た

ー街中ー

舞美 :そういえばAさんは、何時からDJをやっていたんですか？

A:そうだな〜、中等部の頃かな？

麗奈 :中一の終わりくらいからだったよね〜

舞美 :あ、2人とも待ってください。

麗奈 :ん？

舞美 :あそこに誰か倒れてる、というか潰れてる？

A:ん？あれって...2人とも、来て！

よく見ると、路地裏で誰かが倒れている。
赤髪に緑のインナーカラー、間違いなくあの人だ

A:大丈夫？独歩兄ちゃん、

独歩 :うぅ...頭痛い...A？なわけないか、

舞美 :独歩さん？え、あの麻天狼の?!

この反応...舞美ちゃんってやっぱ...

？？ :兄ちゃんって、貴方、この人の妹？

A:妹では無いですけど、親戚です。というか、あなたは？

倒れた独歩兄ちゃんを介抱するように、茶髪のポニーテール、金髪のツインテールの少女が2人座っている。

有咲 :私は市ヶ谷有咲。

沙綾 :私は山吹沙綾。路地裏に人が倒れてたから...

麗奈 :独歩サンは、なんでこんな所で倒れてたの？

独歩 :トウトハーバーズ？とかいうチームにいきなり喧嘩売られて...でもこうなるのもきっと俺のせいなんだ...

A:ストップストップ、独歩兄ちゃんの癖出てるよ〜

舞美 :トウトハーバーズって言ったら、ミナトdivisionで有名なチームですよね？曲は湊や海をテーマにしたものが多く、近々イケブクロでバトルをするとか...

有咲 :こわっ、なんでそんなに詳しいんだよ

舞美 :DRB好きなので...

確定だ、舞美ちゃん、完全にこっち側の人間だわ

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