5話 食事 ページ7
「どうした？シャチ」
ペンギンは、コーヒー片手に聞いてくる。
「あの子、、、身体中傷だらけでさ、、、。足の裏は酷かった。あれ、タバコ押し付けた痕だ」
「奴 隷、、ではないな。まぁ、虐待を受けてたのは間違い無いな。洗脳の一種かもな。あの怯え方も演技かもしれない」
「それはっ！」
「俺達は海賊だ。たとえ子供であってもスパイかも知れないと疑わなきゃいけない。飯も手をつけてなかった。訓練されてるかも知れない」
色々考えなくてはいけない。この世界は、騙し合いだ。全てを疑わなければ死がまっているのたがら。
ーー
あれから、何時間経ったのだろうか。熱を持ち始めた背中の火傷が痛み出す。
貴女「痛い、痛い」
痛みが体を支配する。
首や手首腕などを掻き毟り、腕や手に噛みつく。
血が流れようが関係ない。今は、この痛みから解放されたいのだ。
熱は、神無を寝かせてはくれなかった。
毛布を体に覆い痛みを和らげようとする。
「おい、飯だぞ」
熱に浮かされる体は言うことを聞いてはくれない。されてきたことがフラッシュバックするのだ。
「食わなきゃ死ぬぞ？少しでいいから食ってくれ。頼むっ」
ペンギンは、何が楽しくてこんなことをしているのかと思ってしまう。本当は疑いたくはないがするしかないのだ。
「なぁ、、頼む」
神無にはもう聞こえてはいなかった。
同時に神無は、自分を化け物だとおもっている。
虎になってしまうこの体。気味が悪いくて仕方がなかった。
過度なストレスで吐いたりもしている。胃には何も入っていないため胃液しか出ない。不眠症にもなっている。
そんな事を繰り返して3日経った。
コツコツと違う足音が聞こえる。
すると、牢の鍵が開き誰かが入って来た。
「お前、死ぬ気か？」
その声に自然と体が震える。
「そろそろ食え。本当に死ぬぞ」
死ぬのもいいかも知れない。私は要らない子供だったんだ。誰にも必要とされない。1人で生きて行くのは無理だ。なら、もう、、、
楽にして欲しい。
ーー
毛布を剥ぐと、子供には新たな傷がついていた。中には、血が流れている。
舌打ちをして、抱き上げようとすると逃げようとする。
動けないように押さえつけると、急に子供の雰囲気が変わった。
「お前ら、麻酔持ってこい。嫌な予感がする」
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koame10001(プロフ) - あの、ワンピースなら外国の苗字などにした方がいいと思います。それと、もしそのままがいいのならワの国出身などでいいと思います。 (2020年8月13日 2時) (
レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 架印�靴気�» ありがとうございます！訂正しました。 (2020年3月2日 1時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告です。46話「助けが送れて悪かった。（以下略）の所ですが、“遅れて”が正しい漢字ですよ。 (2020年3月2日 0時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕貴(プロフ) - はい！また何かありましたら報告します！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: 7bd5a40029 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 裕貴さん» ありがとうございます！訂正しました！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年2月16日 1時
