4話 知らない2 ページ6
歯がガチガチと鳴り、体は震える。立っているのも不思議なくらいだ。
神無は、海水を浴びさせられたせいで痛む火傷も恐怖で何も感じない。
「シャチ、このガキ地下室に閉じ込めとけ」
「海楼石はどうします？あ、、直ぐ抜けるから駄目か」
「閉じ込めるだけでいい」
シャチは、神無の腕を掴む。
「先に風呂に入れさせとけ。服は、、、洗って明日着せろ。それまではイルカ、お前の上を貸してやれ」
イルカは、この中でも一番身長が低い。彼曰く、成長期中らしい。
シャチは、神無を抱き上げると風呂場へと連れて行く。
風呂場に着くと、服を脱がせてくれた。
シャチは、腕と足の裾をまくって椅子に座らせる。
水が火傷を刺激して体が震える。
「わ、悪い！痛いよな」
髪も洗ってくれるらしく、大人しくされるがままだった。
ーー
風呂から上がり、Tシャツ一枚置いてありそれを着せてくれた。
風呂場からでると、引っ掻いてしまったペンギンがいた。
その人の服を軽く掴む。
「なんだ？」
威圧のような雰囲気に怯えるが口を開く。
貴女「ごめんなさい、、引っ掻いて」
弱々しくなってしまったが言うことができた。
シャチは、そんなペンギンの肩をポンッと叩き神無を地下へと連れて行った。
地下は薄暗く、鉄の匂いがする。
何個も牢屋があり、その一番奥に入れられた。
「これ、海楼石入りの鉄だから触るなよ」
取り敢えず頷いておく。
「トイレはあそこの扉を開けたらある。後、毛布。お前子供だからこの場所は寒いだろうから渡したくな」
毛布を手に取り、隅へと移動する。
シャチは、牢の鍵を閉めて去って行った。
それから何時間経って、食事が運ばれてきた。
お母さんとお父さんの許可が無ければ食べてはいけないというルールがあり、それを破れば怒声と暴力が待っている。
酷い時は、睡眠薬を食事の中に混入させられ、気づいたらお仕置き部屋だということもある。
火で炙った鉄を押し付けられるのだ。それが一番怖かった。
だから、出された食事にもては出さなかった。
ペンギンは、それを見て『食わないのか』と聞かれても、神無は怯えることしか出来なかった。
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koame10001(プロフ) - あの、ワンピースなら外国の苗字などにした方がいいと思います。それと、もしそのままがいいのならワの国出身などでいいと思います。 (2020年8月13日 2時) (
レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 架印�靴気�» ありがとうございます！訂正しました。 (2020年3月2日 1時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告です。46話「助けが送れて悪かった。（以下略）の所ですが、“遅れて”が正しい漢字ですよ。 (2020年3月2日 0時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕貴(プロフ) - はい！また何かありましたら報告します！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: 7bd5a40029 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 裕貴さん» ありがとうございます！訂正しました！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年2月16日 1時
