48話 風邪 ページ50
誰かが廊下を走る足音がする。
バタバタと煩くて布団に潜る。
すると自分の部屋のドアが大きな音を立てて開く。
「船長ーっ！！」
「うるせぇっ！」
ローはその人物に蹴り技を仕掛け部屋の外に追い出す。
「ぐはっ」
ローの寝起きの悪さはクルー達は知っている。故に、ローを誰が起こすかジャンケンと言うなの生贄決め戦をする程だ。
「なんの用だ、シャチ。俺の睡眠を妨害しやがって」
「せ、船長っ！それどころじゃないっす！」
「あ"ぁ？」
「ひぃっ！神、神無が、熱出して大変なんです！」
「お前らでも対処出来るだろ」
「それが、虎になっちまって対処したくても出来ないんです！」
「何処にいる！」
「甲板っす」
ローは刀を持って急いで甲板へと急ぐ。
甲板のドアを開けるとクルー達が虎と対面していた。
「ギャーッ！！誰か助けてー！」
ペンギンとベポが抱きしめ合って助けをこう。
成人の大きさの虎は唸りながら2人に近づく。
「俺熊だよ！美味しくないよっ！！」
「ヤバイ！俺人間だ！美味いかもしんないっ！」
ペンギンは首を振りながら喋る。
「ペンギン！ベポ！」
シャチは2人の前に立って両手を広げる。
貴女「グルルル」
神無は、シャチに向かって威嚇をする。
その時、神無は威嚇をやめて辺りを見渡す。
何かの匂いを嗅いでいるようだ。
「キャプテン、逃げて！！」
ベポが大声で言ったその瞬間、巨大が目の前にやって来る。
すると、神無はローを押し倒してローの上に座って匂いをまた嗅ぐ。
「キャプテン、だから逃げてって言ったのに」
「くそっ、おい！神無重いっ！どけっ！！」
ローは潰されて苦しいのか神無を叩く。
だが、神無にとっては何か当たった程度だ。
「神無ね、キャプテンの匂いが好きなんだ」
ベポは、ローを助けようと引っ張るも意味がない。
「え、そうなのか？」
シャチはへぇーとでも言うかのように言う。
「まぁ、俺は何となく分かってた」
ペンギンは思い当たる節があるのか苦笑いをする。
「マジ？」
「あぁ。ほら、神無ってさ毛布買ってもらったのに船長の持ち出してただろ？」
「あれって、肌触りとかじゃねぇの？」
「肌触りならベポが上だろ」
「そっか」
ペンギンとシャチが話す中、ローは抜け出そうと奮闘中だ。
「神無、キャプテンや皆んなと突然距離開けてた時あったでしょ？あれって、香水の匂いが嫌だったんだ。キャプテンの匂いしないって落ち込んでた」
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koame10001(プロフ) - あの、ワンピースなら外国の苗字などにした方がいいと思います。それと、もしそのままがいいのならワの国出身などでいいと思います。 (2020年8月13日 2時) (
レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 架印�靴気�» ありがとうございます！訂正しました。 (2020年3月2日 1時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告です。46話「助けが送れて悪かった。（以下略）の所ですが、“遅れて”が正しい漢字ですよ。 (2020年3月2日 0時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕貴(プロフ) - はい！また何かありましたら報告します！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: 7bd5a40029 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 裕貴さん» ありがとうございます！訂正しました！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年2月16日 1時
