47話 心臓 ページ49
神無は、隣で眠るローを見て思い耽っていた。
最近ローは何かと出払うことが多くなったのだ。理由は本人に聞いても答えてもらえず、ペンギンやシャチなら知っていると思って聞いても答えてはくれなかった。
そんなある日、ローに連れられてとある島に降りた。
「神無、俺達は海賊だ。だから、欲しい物や欲しい地位は奪う。俺は今、欲しい地位がある。だから、その地位を得る為に心臓を集めている」
貴女「何個？」
「100個だ」
神無は目を見張った。そして、同時に理解した。ここの所、出払ったり何かをひた隠ししていたのを。
貴女「手伝う」
ローの服を握って見上げると、ローは驚いた顔をする。
「危険だぞ。それでもやるか？」
貴女「うん」
「分かった。実はこの島には賞金9000万の海賊がいる。そいつの心臓を頂く」
神無は頷く。
「虎になって襲撃しろ。どうせ、宴か何かしてんだろ」
神無は虎になり森の中を駆ける。
そして、その日からローと共に心臓集めをした。向こうからやって来た時は、シャチが『鴨がネギを背負ってやって来た』と笑いながら言っていたのを覚えている。
心臓を100個集め終わったある日、私達は海軍本部へと赴いた。
木箱に入った心臓を海軍に届けて『七武海』の地位を手に入れた。
因みに神無の賞金は1億5000万に上がっており、ローには大変褒められた。
ーー
神無は怠い体に叱咤して起き上がる。ローは隣で未だ眠っている。
喉が乾いて食堂に向かおうとするが足が覚束ないく、壁に手をついて歩く。数歩歩いただけで息切れして、休み休み歩く。
食堂に着くと誰もおらず寝静まっていた。
部屋に戻ろうとしたら、ベポとシャチが食堂にやって来た。
「おはよう！神無！」
「おお、おはよう、神無」
貴女「おはよう、、ござい、ます。ベポ、シャチ」
すると、シャチが神無の顔を覗き込む。
「お前、なんか目、充血してるぞ。それに、頬も赤いし」
シャチは「熱なんてあったりしてなぁ」と言いながら神無の額に手を添えると熱いことに気付く。
「お前、熱あんじゃん！！」
神無は首を傾げるだけであった。
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koame10001(プロフ) - あの、ワンピースなら外国の苗字などにした方がいいと思います。それと、もしそのままがいいのならワの国出身などでいいと思います。 (2020年8月13日 2時) (
レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 架印�靴気�» ありがとうございます！訂正しました。 (2020年3月2日 1時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告です。46話「助けが送れて悪かった。（以下略）の所ですが、“遅れて”が正しい漢字ですよ。 (2020年3月2日 0時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕貴(プロフ) - はい！また何かありましたら報告します！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: 7bd5a40029 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 裕貴さん» ありがとうございます！訂正しました！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: bbf2f2d999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狗
| 作成日時：2020年2月16日 1時
