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7話 兄弟2 ページ9

貴女「髭切の、、、弟?」

「そうだよ。弟の膝丸。とても、面倒見の良い人だからとても頼りになるよ」

貴女「膝丸、、、」

髭切は、膝丸の方へ視線を移すと厳しい顔付きになった。

「何故、、、だ。兄者、、、。人間は、敵だ。殺さねばならない!人間など信用できるものか‼」

膝丸は、あり得ないといった顔をして髭切を見る。

「膝丸。主は、子供だよ?しかも、この子も裏切られたことがある。それに、僕は主と契りを交わしたからね」

「なっ⁉契りを交わしたって、、兄者っ‼何故そこまで!」

「膝丸は、可笑しいと思わないのかい?この本丸に子供が来たことを。こんな場所になんの庇護もない子供が来たら死んでしまう。確かに、主は霊力はとても多いけど、それ故に瘴気で身体を壊してしまう」

「ならば!そこら辺で野垂れ死ねばっ」

「膝丸。何の罪のない子供を殺すつもりかい?僕達の行き場のない怒りをこの子にぶつけちゃ行けない。それをしてしまえば、前任と同じだよ」

「っ、、、!」

「その気持ちを忘れなくてもいい。けど、主に当たるのは良くないよ」

膝丸は、ギリっと拳をきつく握ると俯く。

髭切は、膝丸に近付くと、抱きしめた。

「よしよし、よく頑張ったね。よく耐えたね。よく、無事でいてくれたね。ありがとう」

頭を撫でながら言うと、膝丸はボロボロと涙を零し、泣き始めた。

「兄者!兄者っ!兄者っ‼」

「ふふ、泣き虫だね。膝丸は、、、。あと、そんなにきつく抱き締められると主が潰れちゃうよ?」

すると、膝丸はガバッと離れて頭を下げた。

「主、すまなかった。みっともないことをした。どうか、許して欲しい」

貴女「もう、、、大丈夫?」

「ああ。俺の名は、膝丸だ。よろしく頼む」

貴女「よろしく、膝丸」

膝丸は、椿に惹かれるかの様に頬に触れた手に擦り寄った。

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紅桜 - 黒狗さん» 同士がいらっしゃった…!!! (2018年1月13日 6時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 紅桜さん» どうも、源氏兄弟大好き人間です! (2018年1月9日 15時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 兄者が今日も尊いです・・・ (2018年1月9日 15時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 樹さん» か、帰ってきますよ! (2018年1月8日 21時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あ、愛染!?大丈夫だよ!蛍は帰ってくるよ!← (2018年1月8日 21時) (レス) id: abbeb7a778 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒狗 | 作成日時:2017年11月25日 15時

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