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6話 兄弟 ページ8

髭切は、椿を抱き上げると蔵を出た。

外は、未だに雨が降っており止みそうにない。

「ああ、目が赤くなってる。後で冷やさないとね」

髭切は、優しく椿の目の下を親指でなぞった。

貴女「何処に行けば、、、」

「審神者部屋かな。大丈夫だよ。もし、君の敵がそこにいたら僕が斬ってあげるよ」

椿は、髭切の服をギュッと握ると肩に顔を押し付けた。

「大丈夫だよ。僕が君を守るから」

温もりが冷え切った体を温める。

「先ずは、僕の弟を紹介するよ。彼は、とても優しいんだ」

髭切は、ニコニコ笑いながら言う。

貴女「弟?」

「そう、膝丸って言うんだ」









ーー
彼は、降り続けている雨をただジッと見つめる。

「兄者、、、」

どんな時でも必ず隣にいた兄を思い浮かべる。

どんなに手を伸ばしても空を切るだけだった。

その現実が受け止められなくて、無意識に兄を探しに行く。

「何処にいるのだ?兄者?兄者、、兄者」

すると、外から馴染みのある気配があった。

「兄者っ!兄者っ‼」

そこには、片腕に小さな子供を抱えた髭切がいた。

髭切は、笑うと手を振る。

「久しぶりだね、膝丸」

「ああ、久しいな!兄者!」

「僕達の新しい主だよ。優しく接してあげてね」

7話 兄弟2→←5話 嘘



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紅桜 - 黒狗さん» 同士がいらっしゃった…!!! (2018年1月13日 6時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 紅桜さん» どうも、源氏兄弟大好き人間です! (2018年1月9日 15時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 兄者が今日も尊いです・・・ (2018年1月9日 15時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 樹さん» か、帰ってきますよ! (2018年1月8日 21時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あ、愛染!?大丈夫だよ!蛍は帰ってくるよ!← (2018年1月8日 21時) (レス) id: abbeb7a778 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒狗 | 作成日時:2017年11月25日 15時

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