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25話 愛を囁く5 ページ29

「そこまでです、長谷部殿」

椿の体を貫こうとした刀は、とある人の刀で止められた。

「お前達、後は頼んだよ」

「任せてよっ!」

長い髪の子が椿を抱き上げてその場から離れ、寝室へと連れて行く。

「薬研!」

「おう、任せてくれや」

薬研と呼ばれた少年は、椿の喉や首などを優しく触る。

「多分だが、床に落とされたな。背中に薄いが打撲がある」

「薬研兄さん、タオルと水をお持ちしました」

「それと、着替えです」

「おう、ありがとな。前田、平野」

「「はい」」









ーー

「ありがとう、鯰尾藤四郎」

「いえいえ、気にしないで下さい」

「感謝する、骨喰藤四郎」

「気にするな」

縄を解いてもらい、立ち上がると長谷部と一期は戦っていた。

「よくも邪魔をしてくれたなっ‼」

「主殿を守っただけですよ?」

「主は、俺のものだっ‼誰にも渡さない」

長谷部は、狂ったように叫ぶ。

「随分と面白い事を言いますね。私達がモノなのは分かりますが、、、主殿はモノではありませんよ。身の程を知りなさい。誰のおかげでこの姿を保てているか、大切な仲間に会えているか。良く考えてから言いなさい」

「くっ、、、!俺は、必要とされたかった。前の主は、俺を必要とはしなかった。だから、今回の主は、俺を必要としてくれるのではないかと思っていた。だが、もう既に隣には源氏の兄弟がいた。俺は、、、嫉妬していたんだ」

長谷部は、俯いた。

「許されない事をした。主に、処分するよう言う。こんな、醜い俺は主の側には、、いられない」

「大丈夫だよ、長谷部。主は優しい人だから許してくれるよ」

髭切は、笑って言った。

「そうだな。主の体調が良くなったら謝ると良い」

膝丸も笑って言う。

「良かったですな、長谷部殿」

「あぁ、、、!」

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紅桜 - 黒狗さん» 同士がいらっしゃった…!!! (2018年1月13日 6時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 紅桜さん» どうも、源氏兄弟大好き人間です! (2018年1月9日 15時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 兄者が今日も尊いです・・・ (2018年1月9日 15時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
黒狗(プロフ) - 樹さん» か、帰ってきますよ! (2018年1月8日 21時) (レス) id: 10e52e1588 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あ、愛染!?大丈夫だよ!蛍は帰ってくるよ!← (2018年1月8日 21時) (レス) id: abbeb7a778 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒狗 | 作成日時:2017年11月25日 15時

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