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演目『終わらないフェスティバル』 ページ35
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なんてこともあったよね。
あはは、うん、実はあれ、類くんが録画してて。あとで見る？ かっこよかったよ、司くん。
あれ、結婚式の余興にでも……あーあー、ふふ、ごめんごめん、揶揄いすぎたよ。
でもね、そうじゃなくても、多分わかってた。
あの時光ったんだ。セカイが。それはもう、綺麗で……ああ、上手くいったんだなって、思った。
……えぇ、嘘じゃないよ。うん、本当。僕が嘘なんて吐くと思うのかい？
まあ、それはそれとして。
よければ、その後の話、聞かせてほしいな。ほら、僕が見たのは告白シーンだけだったし……。
ああ、うん、時間がかかるのは大丈夫。
だって僕には、君達の想いの行く末を見送る役目もあるからね。
聞かせて、君達の物語。
――青年を前に、少し考え込む。
さて、どこから話そうか？
終わり
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