5話 ページ5
*
「あれ、入試の子だよね？ 俺、山口忠、よろしく」
「AA、よろしく！」
「クラスは見た？ 俺とツッキー、さっき一緒に見たんだけど同じクラスだったんだ！ あ、こっちがツッキー」
「ちょっと、山口」
月島くん、さっき山口くんと見たんだ。
わざわざ私のために見に行ってくれたってことだよね。
私がそんなことを言いたげな目で月島くんを見ていると、月島くんは言った。
「筆箱拾ってくれたお礼だし、ていうか君、小さいから見えないデショ」
「ありがとう！ 月島くんも山口くんもこれからよろしくね！」
「行こうかツッキー、またね、Aさん」
山口くんに手を振り、私は人が少なくなってきた名簿の元へ向かう。
月島くんの名前を知るため。
月島ほたるくんか。
名前で呼ぶことなんかないだろうけど、友達のは知っておかないと。
月島くんも山口くんも、2人も友達ができたおかげでなんだか自信がでてきた。
このまま高校デビューできるかも、なんて。
私のこと誰も知ってる人はいないわけだから、キャラ変したってバレないわけで。
そう考えれば案外ラッキーかも。
私は足取りは軽く、教室に向かっていった。
自信ができたおかげで今はもう友達は多い方だと思う。
部活入ってない割には、絶対多い。
と、思う。
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ゆめこちゃん(プロフ) - すごく好み、、（？）で、素敵な作品でした、、。きゅんきゅんしましたありがとうございます(; ;) (2020年8月26日 4時) (
レス) id: 6313a1e292 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 彩(プロフ) - 相成るさん» コメントありがとうございます！ そう言っていただけて本当に嬉しいです！御愛読ありがとうございました！ (2020年1月4日 20時) (レス) id: 8a1a36a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
相成る - すばらしいっ！！ (2020年1月2日 23時) (レス) id: c03a59c17d (このIDを非表示/違反報告)
海石榴《ツバキ》(プロフ) - 時雨 彩さん» 終わってしまうのが名残惜しいですが、とても素敵な作品をありがとうございました！！ (2019年12月20日 23時) (レス) id: 906a0c9fbd (このIDを非表示/違反報告)
時雨 彩(プロフ) - 海石榴《ツバキ》さん» コメントありがとうございます。テストがあって更新ペースは遅い時期もありましたが、そう言っていただけて嬉しいです。御愛読ありがとうございました！ (2019年12月20日 23時) (レス) id: 8a1a36a2a7 (このIDを非表示/違反報告)
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