変わらない ページ25
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最初はほんのただの気まぐれだった。
少年院に二年。全部マイキーのせいで、俺はずっと塀の中に閉じ込められていた。大切な二年間…あの日から恨まなかった日は一度もなかった。
あの日はそんな恨みを誰かに八つ当たりしたかったのかもしれねぇ。その時に偶然Aと出会った。
Aは俺を見た時に、初めて、みたいな顔をしていたが、俺はコイツの顔と名前を実は二年前から知っていた。俺が一方的に…。
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「あの…」
「…あ？」
「これ落としましたよ」
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当時の俺はまだパンチパーマだったし、それにAはもう忘れているだろうけど。
あの頃はコテコテの不良に憧れていたから、髪型も一新した。その見た目で、相当周りから怯えられていたのを覚えている。
そんな学校生活の中で唯一声をかけた女がA。
他にも数人いたが、Aだけは何故か忘れることが出来ず、わざわざ他クラスから名前を聞き出したりもした。
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それでもあの日Aを助ける義理も何も無かった。ただ俺が一方的に知っている顔見知り。助けなくてもコイツにとったら、ただの不幸として扱われる。
でも助けてしまったモノは仕方ねぇ、適当に遊んで飽きたら捨てればいい。
人は誰しも簡単に裏切るものだから。
そうしようと思っていた。けど…。
いつからか、Aといる時間が居心地のよいものになっていった。
ただ気に入らねぇヤツらに喧嘩を吹っかけたり、女と軽く遊ぶよりも
ずっと。
Aをからかった時の反応がおもしれーし、なによりAはすぐ怒る。
俺と付き合ってた連中はいつもびくびくして、俺の言う通りだった。
だから、Aが一層新鮮に感じられて手放すことが出来なかった。むしろ手放すことなんて出来なかった。
そこから学校もフケずに登校した。
授業もサボらずに参加はするようにした。
Aと少しでも居たくて、毎日わがままを言って放課後はいつも俺のそばにおいて。
俺が“これ”を自覚した時にはもう手遅れであった。
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あと2ステップぐらいアクション起こしてから、この物語は終わらせていただこうかなと思っています。
次の作品描きたい内容が決まっているので、早くそちらをスタートさせたい…！！
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Ririn(プロフ) - 黒い虎さん» ご感想ありがとうございます♡モチベすごく上がります…！！このまま行けば�〆遒蹐Δ�な…？ (2021年12月18日 5時) (
レス) id: 16456beb1e (このIDを非表示/違反報告)
黒い虎(プロフ) - 因みに�，�読みたいです！ (2021年12月17日 18時) (レス) @page20 id: 1c04a135ec (このIDを非表示/違反報告)
黒い虎(プロフ) - ここで終わらないでぇ。続きが気になって仕方ないので、頑張ってください！ (2021年12月17日 18時) (レス) @page39 id: 1c04a135ec (このIDを非表示/違反報告)
Ririn - はるかぜさん» 了解しました！参考にさせていただきます！コメントありがとうございました！ (2021年11月14日 18時) (レス) id: 81a56e3ad8 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ - ��が読みたいです。コメント失礼しました。 (2021年11月14日 14時) (レス) id: 056f03db25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ririn | 作成日時：2021年11月7日 20時
