11発目.迷子の男の子 ページ11
袋に包まれた本を受け取る。
佐助｢ありがとうございましたー。狐蝶ちゃん！また来てねー｣
｢はい、先輩｣
元就｢11時半か…狐蝶。腹ごしらえぞ｣
｢いいですね。近くにお洒落なイタリア料理店があるんです。そこ行きませんか？｣
元就｢構わぬ｣
｢本当に近くにあるんですよね。ここ暫く真っ直ぐ行って…｣
ﾄﾞﾝｯ＿＿＿と、下から音が聞こえた。
(子供…？怪我させたか？大丈夫かな)
｢すみません。君、大丈夫？怪我してませんか？｣
男の子｢…ママ｣
元就/狐蝶｢｢は？/え？｣｣
(ママ？)
｢迷子になったんですか？｣
男の子｢これ、お電話｣
(子供携帯…自分で出来ないと言うことは最近持たされた、って感じか？)
｢貸してください。…元就さん、すみません｣
子供携帯を受け取り、通話を開始する。
｢あ、この子のお母さんですか？…はい、私に抱きついて…はい。今はイタリアレストラン近くのベンチにいます。ここで待てばいいですね？…はい。分かりました｣
元就｢何と言っていた？｣
｢お母さんも近くにいて、すぐ来るから待ってて、との事です｣
元就｢ほう…子供｣
男の子｢ﾋﾞｸｯ｣
元就さんは、しゃがんで子供の目線に合わせた。
(何をするつもりだ…？)
元就｢母親に迷惑をかけては駄目であろう。次からは気をつけるが良い｣
男の子｢うん！！お姉さん、お兄さん、おでーとの邪魔してごめんなさい！｣
(…デート？)
元就｢デ、デートなどでは…！｣
お母さん｢
流輝｢ママ！！｣
｢良かったですね、流輝君｣
母子は、少量の涙を流しながら抱き合った。
お母さん｢なんてお礼を言えばいいのか…ありがとうございます！！｣
｢いえ、当然の事をしたまでです。…流輝君、これあげます｣
私がバッグから取り出した物は…苺とメロン味の飴。
(自分が甘いもの好きで良かった)
流輝｢飴大好き！お姉さん、ありがとう！！｣
｢…はい。君は笑顔の方が素敵ですよ｣
お母さん｢あらやだ紳士…ハッ。良かったね、流輝…本当にありがとうございました！｣
｢喜んでくれたのなら何よりです。…私達は行きますね｣
流輝君｢ばいばい！｣
｢では、レストランに行きますか｣
元就｢あぁ｣
12発目.毛利、主人公ＶＳ Ａ組→←10発目.彼にとってはデートらしい。
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黒蘭(プロフ) - 菊紋さん» うわあああ！！！今確認したらそうでした！！！朗ではなく郎でしたね！(> <)指摘ありがとうございます！！！ (2018年4月1日 23時) (
レス) id: 9844fd6aac (このIDを非表示/違反報告)
菊紋 - 切島くんの名前の漢字が間違ってますよ〜。朗ではなく郎です。 (2018年3月28日 0時) (レス) id: b90d2a0275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒蘭＆えーやむ x他1人 | 作成日時：2016年12月31日 0時
