【ヒプマイ】テニスよりラップバトルが好きなのですが【テニプリ】

4話目 ページ6

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『…やっと終わった』



私はいつも校長室でお弁当を食べる

私はお菓子作り以外食べ物を料理することができないから

お弁当は独歩の分と一緒に一二三に作ってもらっている

でも、今日は仁王君に呼ばれているから校長室に行く前に屋上だ



『お弁当早く食べたい……』



ドアを開けると誰か人がいた

日差しがまぶしくてよく見えなかったから私は目を細めて確認した

ここで私は凄く後悔することになる



『……何故、テニス部の方々が――――』



そこに姫川さんは居なかったが、男子テニス部

しかもレギュラー陣が集まっていた

そこにはクラスメイトである仁王君、丸井君も居た



「おお、A！自分から来てくれたんか!?」

『何言ってるんですか、仁王君。貴方が屋上に来いと言ったのでしょう？
　……もう来たので戻って良いですよね』



早く校長室に行って弁当食べたい

あそこ、校長先生しかいないから静かで楽なんだよ

しかも、あそこでなら電話もLINEもし放題だしバレないし

校長先生にはピアスもスマホも許可貰ってるから煩く言われることもないし



「仁王、お前いつ葉猫宮と仲良くなったんだよぃ」

『仁王君がサボろうとしてたのを注意しただけです。仲良くありません』

「ほんっとうに冷たいのう…。もう少し可愛くできんのか？」



……ふざけんなよ。何で愛想よくしなきゃならないんだよ

それで私に利益があるのならやっても良いけど、何のメリットも無いじゃん



「仁王君！女性にそのようなことを言うのは失礼ですよ!!」

『あ、大丈夫ですよ。別に仲良くも無い人の評価なんてどうでも良いので』

「葉猫宮って意外と喋るんだな〜。でもお前
　ここで食べるために弁当持ってきてるんじゃないのか？」

『…丸井君、私はこんなところで食べませんよ
　男子ならまだしも、女子生徒から反感喰らうのは御免です』



女子だとラップバトル吹っ掛けられないから手の出しようが無いじゃん

まあ、殴られたり蹴られたら獄さんに泣きつけばいいだけか

あ、それなら証拠として録音しておくのも良いな



「じゃあまさか―――トイｒ」

『……衛生面的にアウトでしょう。そんな場所で食べるなら教室戻りますよ』



次の瞬間、バンッと大きな音を立てて後ろの扉が開いた



「丸井先輩！…こいつ誰っスか？ミーハー女の逆ハー狙いの奴ですか？
　……まさか、桃花先輩を虐めに」



どうしよう、ヒプノシスマイク起動させたい衝動に駆られてる自分が居る




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