35話目 ページ38
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「これが俺のイリュージョンぜよ」
悪戯が成功した子供のように笑う仁王君…否、今は丸井君？
…これならあの詐欺師より上を狙えるんじゃ？
否、生きてきた年が違うから騙すのは無理か
でも―――――
『…凄いね』
「俺を使うのかよ…ってA。お前敬語抜ける程驚いたのかよぃ」
あ、敬語使うの忘れてた
『え、ええ。…本当にそっくりだったので』
私が出来るのは声真似だけ
容姿は真似できないし、声だって真似ることが出来る相手とそうでない相手がいる
だから…正直言って、凄く悔しい
もしかすると、仁王君なら私の友人全員の声真似が出来てしまうんじゃないか
もしかして、ラップの才能まで持っているんじゃないかって思ってしまう
「嘘じゃな。本来Aは敬語を使うのが苦手なタイプ、じゃろう？」
『……』
確かに私は敬語使うの苦手だし、寂雷先生以外に敬語なんて使いたくない
だから――こういう時は無視に限る
『丸井君は特技あるんですか？』
私がそう聞くと、彼は嬉しそうに顔を輝かせた
……なんか大型犬に見えてくる
テニス部は(私が静かに過ごしたいのに過ごせないから)嫌いだけど、なんか可愛い
「俺の天才的妙技、見たいか？」
『……面白そうですね』
「じゃあ今度、部活の見学に来いよ！」
個人的には凄く見たい。でも私は人混み苦手なんだよね
ラップバトルしてると人が大勢集まって来るけど
私の方にまではギャラリー来ないからまだ我慢できる
でもね？ここじゃあ私立海の女子生徒Aに過ぎないから…テニス部を見に行くってなるとさ
あの沢山集まってる中に入らないといけない訳でしょ？
……今日は二日酔いのせいで頭痛と胸やけが残っているのに
あの女子の中に入ったら―――吐き気が戻って来る
『遠慮しておきます』
素直に口に出すと、仁王君がクスクスと笑い言った
「言うと思ったぜよ」
「ちぇっ、つれねえな…。てかAって本当に話やすいな」
『そうですか…？ああ、確かに二人からすると他の女子よりは話しやすいかもしれませんね』
普通の女子だったらキャーキャー言うか顔赤らめて恥じらったりするもんね
残念ながら私の
君達も良いほうだけど、耐性付いてるから特に何も感じないよ
「……違うぜよ」
そう言った仁王君が私を見てため息を吐いた
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旧双黒推しの黒猫(プロフ) - 餡子さん» 初めまして。そんなことを言って頂けるなんて光栄です。今後、他中のテニプリキャラと関わらせていけるように頑張っていきたいと思っています。 (2021年1月23日 11時) (
レス) id: 61563310b8 (このIDを非表示/違反報告)
餡子 - 初めまして。当方も両作品が好きなため、この小説に出会う事ができとても嬉しく思います。今後の展開を通してテニプリキャラとどのような関係へと進展していくのか、楽しみです。クロスオーバー作品は物語の構成が幾分難しいかと思われますが、心より応援しております。 (2021年1月19日 20時) (レス) id: 7fd5afff0b (このIDを非表示/違反報告)
旧双黒推しの黒猫(プロフ) - マホトさん» そう感じたのであればすいません。私はテニプリもヒプマイも好きなので、別の作品のために他作品を下げることはしません。もう少ししたらテニプリの逆ハー？のようなものにしたいのですが、今書いている話はそれまでの過程で、不愉快に感じたのであれば謝ります。 (2021年1月14日 16時) (レス) id: 61563310b8 (このIDを非表示/違反報告)
マホト - 正直テニプリが嫌いなのかな？って思いました。好きな作品のために他作品下げるのはやめた方がいいですよ (2021年1月12日 19時) (レス) id: 178b064350 (このIDを非表示/違反報告)
旧双黒推しの黒猫(プロフ) - 仁王彩香さん» ありがとうございます！クロスオーバーは初めて書くのですが、更新頑張りますね！ (2021年1月8日 14時) (レス) id: 61563310b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：新双黒推しの白猫 x他2人 | 作成日時：2021年1月6日 11時
