【ヒプマイ】テニスよりラップバトルが好きなのですが【テニプリ】

29話目 ページ32

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「…左馬刻、この状況を説明しろ」

「……悪ぃ」

『あっはははは！理鶯。りーおーう！』

「何だA。小官はしっかりと聞き取れているぞ」



――――――――――――‥‥‥


『…早く銃兎来ないかな』



紅茶を一気飲みした後、段々と頭が少し冴えたかと思えばフワフワしてきて

あ…これまずい、と思った頃にはもう酔ってた



「あ゛？これウイスキーじゃなくて紅茶じゃねえか」

「？可笑しいな。小官の記憶によると紅茶はAが頼んだ物の筈だ」


――――――――――――‥‥‥




「つまり、紅茶と間違えて酒を飲み…笑い上戸になったと」

『あー。じゅーとだぁ、おしごとお疲れ様あ‼』

「呂律回ってないのにそこはわかるんですね…。というか、左馬刻
　事故にしろコイツは未成年だぞ。…今日はお前の家に泊めてやれよ」



なーんかフワフワするけど、気分が良いから何でも良いや

考えるのも面倒になってきちゃったあ



「わかってるよ。つかこいつ、酔うと気分上がるタイプだったのかよ…」

「酔っていなくても他人以外の前で彼女はああでしょう」

「違う部分と言えば、軍人のように声を大きく出しているところ位だな
　…A、そろそろ水を摂取した方がいい」

『はぁい。お水ちょーだい！』



理鶯から冷たい水を渡され、それをゆっくりと口に運ぶ

さっきから何度も言っているが、私の知り合いは皆顔が良い



『そー言えば、三人共彼女とか愛人とか交際相手いるの〜？』

「酔ってる分、ズバッと聞いてくるな…どちらも居ませんよ」

「小官もそういう類の関係はない」

「めんどくせぇ…女なんて」

『左馬刻サマって同性愛者？』

「手前ぇはっ倒すぞ！」



左馬刻はお酒に口をつけながら格好付けてて

何か物凄くイラッときたので態と言ったら案の定凄い顔してた

銃兎は顔を背けて誤魔化してたけど、あれ絶対笑ってる

人の不幸は蜜の味的な？否、そんな屑じゃあないか



「左馬刻、小官はそういう偏見はないから安心していいぞ」

「だっから、違ぇってんだろ！」

「ふっ、良かったじゃねぇか…左馬刻、っ」

「上等だゴルァ"！表出ろや‼」



…あそこの男の人、乱数程じゃ無いけどわりと可愛い見た目してるな〜



『あ。ねえ左馬刻、あの人なんかどう？男のわりに可愛いよ』

「まずてめぇからだ、糞餓鬼‼」



お酒が入っているから自分が何の言葉発しているのかちゃんと理解できない




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