【ヒプマイ】テニスよりラップバトルが好きなのですが【テニプリ】

19話目 ページ22

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怖い人…ね。確かに切原君の前で冷たい言い方をしたかもしれないけれど――敬語使ったよね？

あ、逆に敬語使ったから怖さが倍になったとか??

それなら銃兎はどうなるんだろ



『赤也君達からみたらその先輩はどんな人なの？』



この場を切り抜けるには、話題そらすのが一般的かな

でも態とらしくなりそうだから少しずつそらさないとね

帝統は賭博しに行くって言って居なくなっちゃったから乱数しかいないし

ま、銃兎に連絡入れといたから後数十分したら来るでしょ



「怖い人っス。あの人は幸村先輩と同レベルかm……やっぱり何でも無いっス!!」



……幸村君って怖くないよね

だってあんな女子顔負けの綺麗な顔してるし

あ、もしかして顔が良いから怖くないだけで男子テニス部からしたらそうじゃないのかも



「雅治と精市は葉猫宮オネーさん?のことどう思ってるの??」



確信犯の癖に白々しい

私は微妙に乱数の口角が上がってんの気づいてるからね？



「俺の後ろの席に居る考えの読みにくい奴ぜよ
　…今まで会ったことの無いタイプの面白い人間じゃな」



そんな評価初めてだ

友人には考えてることが比較的分かりやすいって言われるよ

でも、本当に隠し通したいことは絶対バレないようにはする

人には知られたくない過去の一つや二つはあるでしょう？



「俺は――そうだな…あんまり話したことが無いから分からないけれど
　俺の周りにはいないタイプの子なのは確かだよ」

『精市君の周りってどんな子が居るの？』

「……自分のことしか考えない自己中な子しかいないよ
　部活のマネージャーに立候補してくれる女の子は多いけど
　俺や仁王、赤也とかテニス部員が目当てで仕事をしてくれ無い子ばっかりなんだ」




わぁ……思ったよりキツそうだね

と言うか幸村君が話したことが全部事実だからさ

女の子達を庇うに庇えないよ

西園寺会長とかはそういう所ちゃんとしてたけど

他の女の子は見るからに邪魔しかしてなかったからな〜



『でも女の子から応援されるのって嬉しくない？
　私は同性だけれど、応援されるのはやる気でるよ！』

「僕もAと同じ意見♪可愛いオネーさん達の応援はやっぱ力になるよね〜!!」



まあ、私は乱数達から応援された方が力になるけどね



「Aさんと乱数さんは馴れてっかもしれないっスけど
　俺達からしたら練習に集中できなくて超迷惑なんスよ!?」



うん。悔しいけどそれは正論だね




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