魔法をかけよう (ページ24)

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小さな嫉妬とその代償～Fred Weasley～ページ24

私の彼氏は双子の片割れだ
しかも見分けがつかないレベルにそっくりの双子
声は若干違うから喋ればわかるけど

『フレッド～』
｢なんだいマイプリンセス｣
『あなたはジョージでしょ、フレッドは？』
｢バレたか～、呼び出しくらってるさ｣

今話してるのは私の彼氏の片割れのジョージ
こっちの方が声が少し高い

｢お嬢はすごいね僕達2人の見分けがつく｣
『声が違うわよ、ジョージの方が少し高くてフレッドの方が低いの』
｢へぇ、じゃあ低くすれば似るかな？｣

そう言うと少し声の調子を下げて話してみせた

｢お嬢｣
『うわぁ、似てる！さすが双子ね！』
｢だろ？｣

この時私はジョージが悪い笑顔を浮かべたことに気が付かなかった

その日の夜

私は談話室で教科書を読んでいた
するとふわりと温もりに包まれた

｢勉強熱心だね、姫｣

このちょっと低い声はフレッドだ

『フレッドは勉強しなくていいの？』
｢僕は勉強しなくてもそれなりに取れればいいのさ｣
『お気楽ね』