1-29 廃墟の怪物 ページ33
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何分にも及ぶゴースト達からの逃走劇が終わり、再び鉱山の入口に戻ってくる。途中で魔法を使ったのか、トラッポラ達は疲れ切った表情をしていた。
｢おい、疲れるのはまだ早ぇぞ。｣
また鉱山の中へ行き、先程の分かれ道を目指す。
デュース｢ゴーストに見つかる前に先を急ごう。｣
エース｢命令しないで欲しいんだけど？お前が馬鹿な事しなけりゃこんな事にならなかった！｣
デュース｢っ元はと言えばお前が掃除をサボったのが原因だろ！｣
エース｢それを言ったら、最初ハートの女王燃やしたのそこの毛玉じゃん！！｣
グリム｢ぶなっ！｣
煩ぇなあ、洞窟の中だから余計響くんだけど。片耳を抑えミニハスの目玉を持ち、奥へ進んで行く。
今は使われていない様だが、やはり違和感しかないな。廃れたにしても、四方八方に宝石が取り残されている。ゴーストはともかくまだ取れるであろうに、これじゃあまるで…、
“何か”から逃げ、立ち退いたみたいだ。
？｢………、……。｣
｢あ？声聞こえンなァ。｣
リッスンを使うよりも、少しずつ少しずつ聞こえてくる。いや、声の方から近付いて来ているのか？
トラーク｢フー！！シャアアア！！！｣
突如トラークが髪から現れ、頭の上に登り暗闇の中を睨んでいる。足元でも髪の中からも騒ぎ出し、皆同様に暗闇を警戒していた。その異常な状況にものすごい悪寒がして、全身の毛穴から汗が出る感覚に陥る。
｢おいお前ら、もう大概に…。｣
？｢イジハ………オデノモノダァアアアア！！！！！｣
暗闇から突如として現れたのは、瓶状の異頭で出っ張った腹部の謎の怪物。その片手には大きな鋭いツルハシが…。
｢？！！｣
本能的危機感と嫌悪で鳥肌が立ち、ミニ達を瞬時に抱え三人の方へ走る。怪物に気付いたのか、ゴーストの時よりも驚いた表情をして絶叫した。
エース｢めっちゃエグい！でも、石がどうって…。｣
デュース｢やはり、ここに魔法石はまだあるんだ！｣
？｢イシ…ハ、…ワダサヌ………！！｣
グリム｢オ、オレ様でも勝てっこねぇんだゾ！｣
デュース｢…でも、僕は行く！｣
グリム達の注意も聞かず、怪物に向かって魔法で攻撃。だが、それは不毛にも効いておらずスペードは投げ飛ばされ、ツルハシが振り上げられる。
｢危ねぇ！｣
咄嗟に彼を引っ張り尖った刃はおれの手の甲を切る。奴は｢カエレ！カエレ！｣と不気味な声を上げ、激しくツルハシを振り回す。
確実にヤバいと感じ、鉱山から即全速力で逃げた。
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リゼ - Graecia devil sa-thinさん» もう最新しないんですか？ (2023年2月22日 9時) (
レス) id: 747029a77b (このIDを非表示/違反報告)
Graecia devil sa-thin(プロフ) - なお、アカウントが繋がっていないため、投稿していたものの続編を作るかは未定です。 (2021年8月21日 20時) (レス) id: c6a4917727 (このIDを非表示/違反報告)
Graecia devil sa-thin(プロフ) - 報告です。Googleから投稿していたのですがログインができなくなりましたので、アプリから再活動いたします。新着を楽しみにしていた読者様、大変申し訳ございませんでした (2021年8月21日 20時) (レス) id: c6a4917727 (このIDを非表示/違反報告)
Ｙ説行為 - 面白すぎるﾁ───(´-ω-｀)───ﾝ続きが気になりすぎる……………、、好きです() (2021年7月30日 22時) (レス) id: fd59df5674 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！頑張ってください！ (2021年6月20日 12時) (レス) id: c46a3c3dbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Graecia devil sa-thin | 作成日時：2020年6月7日 17時
