1-15 手間かかるくらいがいい ページ19
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ディア「なんと!あのオンボロ寮ですか?!」
もちろんおれはあるって事は知らなかったけど、鏡の間に来る前にトラークが天眼を使って教えてくれたのだ。「マジにございますか?!」と学園長はあんぐりとしていた。
「おれ、
ディア「しかし…。」
頭を抱え深く考え込み、大きくため息をする。
ディア「分かりました。ただし、苦情は一切受け付けませんからね!!」
「そう来なくっちゃ!」
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学園長に連れられオンボロ寮に向かう。
「何か出そうで面白そうだ。」
ディア「さあ中へどうぞ。」
重々しい扉を開けると、古い家具は散乱し埃が被り、形を崩したいくつもの蜘蛛の巣が、壁や天井から垂れていた。でもこれくらいの老朽化なら、魔法で綺麗に出来そうだな。
ディア「私は一旦学校に戻ります。もう遅いので、外には出ないように!」
「へーい。」
学園長が出て行ってからすぐ寮の談話室へ向かい、壊れている箇所を探し指を鳴らして魔法を使い直す。
壊れているのは壁だけで、電気や水道などは正常に機能していた。肌寒い隙間風がなくなり室内が温かくなったのを感じ、ペット達はわらわらと出て来る。
ミニジョは所持しているカメラを取り出し、綺麗になった部屋…ではなく柄の変わった蜘蛛を撮った。実に彼らしくていいと思う。フードを取りふと、雨の音がして外を見る。小雨から大降りになった。
?「ぎえー!」
ミニリ「ヘア!?」
外から聞こえた声にミニパリが反応し、直後寮に何者かが入って来る。
「何処ぞのタヌキが上がって来やがりましたか…。」
グリム「オ、オレ様の手にかかればもう一度学校に忍び込む事くらいチョロいチョロい。外に放り出されたくらいで、入学を諦めると思ったら大間違いだゾ!」
「へー、じゃあ次は島の外に出してみるか…。」
グリム「ここここらー!!オマエ、オレ様の事情を聞いてやろうとは思わないのかー!!!」
なんだタヌキかと思えばニワトリか。
「ニンゲンの風上にもおけない」とか言ってるけど、これでもおれは一応
「…なんで
グリム「単純な話なんだゾ!」
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リゼ - Graecia devil sa-thinさん» もう最新しないんですか? (2023年2月22日 9時) (レス) id: 747029a77b (このIDを非表示/違反報告)
Graecia devil sa-thin(プロフ) - なお、アカウントが繋がっていないため、投稿していたものの続編を作るかは未定です。 (2021年8月21日 20時) (レス) id: c6a4917727 (このIDを非表示/違反報告)
Graecia devil sa-thin(プロフ) - 報告です。Googleから投稿していたのですがログインができなくなりましたので、アプリから再活動いたします。新着を楽しみにしていた読者様、大変申し訳ございませんでした (2021年8月21日 20時) (レス) id: c6a4917727 (このIDを非表示/違反報告)
Y説行為 - 面白すぎるチ───(´-ω-`)───ン続きが気になりすぎる……………、、好きです() (2021年7月30日 22時) (レス) id: fd59df5674 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - 更新楽しみに待ってます!!頑張ってください! (2021年6月20日 12時) (レス) id: c46a3c3dbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Graecia devil sa-thin | 作成日時:2020年6月7日 17時