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2話目のお話 ページ2

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大人だから なんて言う言葉で

片付けてはいけない

大きな悲しみはめいっぱい悲しんで

小さな幸せはめいっぱい噛み締める

大人だから なんて我慢しなくてもいい





いつか っていう日は

誰も決めてくれないよ

いつか っていう日は

自分が決めるんだよ








「ありがとう。また来週もお願いします」

「こちらこそありがとうございました
 今日はこれで失礼しますね」




そう言ってとある一軒家の玄関を閉めた

両腕でめいっぱい空を仰ぎ背伸びをした

愛車の赤いチャリンコにまたがり

颯爽と敷地内を離れる


(コンビニよって帰ろ)


ふぃっと家路への進路を変更し

そこから1番近くのコンビニを目指して

ペダルを漕ぐ

明日は大学が休みなので 呑む気満々だ



彼女の最近の楽しみは

帰宅後の一本のビール

(うん、このために働いてると言っても
 過言ではないな)

ペダルを漕ぐ速度も自然と早まる



昨日はチーズと生ハム

一昨日は枝豆とコンビニのお惣菜

ビールに合うおつまみを考えながら

コンビニまでの道のりを

鼻歌混じりでいい気分だ



コンビニ敷地内の駐輪場に愛車を停め

自動ドアをくぐる

レジの前には見知った顔が会計中だった






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作者名:おか(´・ω・`) | 作成日時:2021年7月4日 19時

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