闇に生きるピクミンの話。〜遂に決着の時！！(？)〜

回想 2 ページ21

「……あれ？」
そんなオリマーを見ながら、自分は彼が2種類目の球体と戦っていたときのことを思い返した。

あの時、彼は自分ではない赤ピクミンが球体に食べられたことで怒りを爆発させ、正気を失っていた。
また、球体を倒す為に囮(おとり)にした黄ピクミンや、その黄ピクミンを助けようとした(らしい)紫ピクミンを蔑(さげす)み、弄(もてあそ)んでいた。
結果的には、紫ピクミンの一部分がぶつかったことによって彼は正気に戻ったのだった。

これらの行為は、今オリマーが言ったこととは真逆である。
いつもはピクミンを大事にしているが、何かの拍子に気がふれてしまうと反動でこうなってしまうのだろうか？
昨日の朝チャッピーと戦っていたときも、同じようなことが起きていたのだろうか？

「……大丈夫かい、本当に……？」
気がつくと、またオリマーが自分を見ていた。
「少し昨日のことを考えていただけだ……。
何も問題はない」
「それならよかった……！」
自分が答えると、彼は安堵の表情を見せた。

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