【龍が如く】狂犬と仔犬チャン【真島吾朗】 (ページ6)

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５話.クマのおじちゃん花屋から仔犬チャンを引き取る。ページ6

ー少女の様子を目にした嶋野は、花屋から少女のことを詳しく聞くと【ましろをうちで育てる】と言った嶋野の一言により嶋野組で暮らす事になった少女

しかし、一つだけ問題があった
それは、少女が暮らす家の場所だ
ここは、【東城会】きっての武闘派組織【嶋野組】の組事務所で組同士の抗争が絶えないのである

そんな場所に少女を住まわせることは、できないと判断した嶋野により集められた家持ちの構成員四名と嶋野と少女がテーブルを囲んで座っていた

「ましろ、こん中から一人結婚したいと思う男を一人選べ」

「ちょッ！？親父何言ってるんや」

「お嬢に結婚は、気がはや過ぎないですか」

「お嬢ちゃんが結婚できる年齢になる頃には、わし80ですわ」

「若い嫁さん...えぇなァ」

【うーん...】と真剣な顔で悩んでいた少女がトコトコと真島の元に歩いて行くと【真島のお兄さんよろしくお願いします】と三つ指をつき丁寧に礼をした

少女のまさかの行動に真島の思考が数秒停止する
その様子をみて豪快に笑う嶋野が【ましろは、男見る目があるなァ】と言いながら少女を抱きあげた

【真島のお兄さんかっこいい好き】

「ガッハッハッ！よかったなァ真島。ほんなら、ましろを頼んだで」

「ちょッ！？お嬢チャン、結婚の意味分かっとるか？」

【うん。お父さんとお母さんみたいな人のことでしょ？】

「いや、そらあってんねんけど...。まァ、ええわ。ましろチャンこれからよろしゅう」

この時、真島や嶋野
そして、嶋野組の構成員達も近い将来この二人が本当に結婚することになると思ってもいなかった...

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