【龍が如く】狂犬と仔犬チャン【真島吾朗】 (ページ15)

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14話.狂犬、仔犬チャンのプレゼントを選ぶ。ページ15

ー女将が持ってきたネクタイを少女に見せると【ましろチャン選んでや】と言って自身の首にあててみせる

【うーん...。これがいい！】

「おっ、ましろチャンええセンスしとるなァ。さすがは、ワシの嫁さんやでぇー」

「おい。兄さん、嫁さんって...。ましろは、まだ子供だろう？」

「桐生チャン恋愛に年齢は、関係あらへんでぇー。それにワシらは、両想いやからなァ。なァ、ましろチャン」

【私、吾朗ちゃんと結婚するのー】

そう言って無邪気に笑いながら真島の脚に抱きついている少女をみて複雑そうな顔をしながら【あの兄さんが世帯を持つだと！？】と考えている桐生

「そういうたら、桐生チャンが取りにきた品って遥チャンへの贈り物やろ？」

「あ、あぁ。そうだ。もうすぐ遥の誕生日なんだ」

【遥ちゃんってだぁれ？】

「遥チャンは、桐生チャンの大切な子やでぇー。今は、９歳やったか？」

「あぁ、今度の誕生日で10歳になる」

【私よりお姉さんだね！会ってみたいなぁ】

「それなら、今度兄さんと一緒に遊びに来たらいい」

【いいの？】と言って嬉しそうに笑う少女に【遥も友達ができたら喜ぶ】と言って少女の頭を優しく撫でてやる桐生

二人が話している間に女将に【この帯子供用に仕立ててもらえるか？】と言って少女へのプレゼントの注文をする真島

「それなら、すぐにご用意できますよ。プレゼント用にお包しておきますね」

「頼んだでぇ。ましろチャン気に入った和服あったか？」

【うーん...吾朗ちゃんは、どれが好き？】

「そうやな、これなんかどや？」

【黄色と黒？吾朗ちゃんと同じ色だ！可愛い。それにするー】

「ほな、またなァー。桐生チャン」

そう言って会計をすませると荷物を西田達に持たせて店を後にした真島達...

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