13話.仔犬チャン、桐生チャンと出会う。 ページ14
ー今日は、本部会議の時に着ていくスーツを買う為【神室町】の呉服屋に来ていた真島と少女と西田達
「いらっしゃい。あら、真島はんやないですか。今日は、何をお探しですか？」
「今日は、会議に着ていくスーツを見にきてん。後は、この子ぉに似合う服がほしいんや」
「あらぁ、可愛いお嬢ちゃん。お名前は？」
【
「ましろちゃんね。よろしゅう。子供服ですか...。和装が基本になってまうんやけどかまへんか？」
そう言って困った顔をしている女性に【移動する時は、ワシが抱えて歩くからかまへん】と一言告げるとスーツを選びはじめた
【吾朗ちゃん和装ってなぁに？】
「んー？親父がこの前集まりの時に着てた服に似たやつやでぇー。おっ、このネクタイええなァ。女将、これ何色あるんや？」
「あぁ、今持ってきますね。ましろちゃんの着れそうな服も何着か見繕ってきますね」
女将が奥の部屋に向かってしばらくした時店に新たな来客者が訪れた
その来客者を見て嬉しそうな声を上げた真島
「桐生チャン！久しぶりやなァ」
「兄さんお久しぶりです。隣の子は？」
「あァ、桐生チャンに紹介してなかったなァ。ましろチャン挨拶しいや」
【はじめまして！
「あぁ、よろしくな。ましろって呼べばいいか？」
【うん！吾朗ちゃんのお友達？】
「せやでぇー」
そんな会話をしているとネクタイや服などを持った女将が戻ってきた
「あらあら、桐生はんやないですか。いらっしゃい。ご注文の品の受け取りですね」
「あぁ、兄さん達の後でも構わない」
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作者名：竜胆ましろ | 作成日時：2024年3月18日 19時
