10話.仔犬チャンvs神室町のキャバ嬢。 ページ11
ー前話の【息子反応事件】が発生してから数日が経った
【嶋野の狂犬】と言われている真島があの事件後から一人の少女をずっと目で追っていると真島の部下達の間でもっぱらの噂になっていた
当の本人もケンカが手に付かず上の空である
理由に検討がついている嶋野は、特に注意することも無いかと気にしていない
そして、この日ついに【狂犬】が【仔犬ちゃん】を好きだと自覚する事になる事件が起こることになる
「ましろチャーン出かけるでぇー」
【お出かけ!どこ行くのー?】
「親父に酒買ってこい言われてなァ。ましろチャンも好きなお菓子こうてえぇって言っとったでぇー」
【やったぁー!お菓子好き】と言ってはしゃいでいる少女を抱き上げると事務所を出て【神室町】にある行きつけの酒屋に向かう
【吾朗ちゃんに抱っこしてもらうの好き】
「おおきに。でも、見とってもなんもおもろいものあれへんやろ」
【吾朗ちゃんと同じけしき見れればいいのー】
【神室町】にある酒屋に向かっていると若い女が近づいてきて声をかけてきた
「あれぇー?吾朗ちゃんじゃーん!ねぇねぇ。今日は、お店来てくれるでしょー?」
【吾朗ちゃん知り合い?】と言ってきた少女を見て若い女が【えっ...吾朗ちゃん子守りしてんの?なぁにこのちんちくりーんウケるー】
【むぅ...ちんちくりんじゃないもん。吾朗ちゃんちょっとおろして】と言って真島の腕からおろしてもらうと怒ってますという顔をして若い女に向かっていく少女
「何よ?チビッ!」
【チビじゃないもん!】
「どう見たってチビのちんちくりんじゃない!」
【むぅ...うるさい。厚化粧オババッ!】
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11話.狂犬、仔犬チャンの事が好きだと自覚する。→←9話.狂犬、仔犬チャンをお風呂に入れる。
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作者名:竜胆ましろ | 作成日時:2024年3月18日 19時