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17.炎柱 ページ7

「君たち、まさかこんな所で出会うとはな!」

「本当!奇遇ですね〜あははは....」


山を降りて町に出て、藤の家を探していたところ。
鬼殺隊が炎柱、煉獄さまに遭遇してしまった。

挨拶もそこそこに食事処に連れ込まれ今に至る。


私と獪岳は隣同士で座って、目の前に煉獄さまがいる。よく見ると確かに槇寿郎さんに似てらっしゃる...


「煉獄さま、良いのですか?
その...お忙しいんじゃ.....」

「気にするな、鎹鴉が来るまでは暇だ!
藤の家で鍛錬でもしようかと思っていたが、せっかく君らに会えたからな!」


煉獄さまは太陽のような笑顔を浮かべている


「さぁ、今日は遠慮せずに好きなものを食べるといい!」


そう言って煉獄さまはお品書きに載っている料理をどんどん注文し始めた。


「あの、炎柱様。
流石にこの量は...」


獪岳が口を開いた。流石に戸惑っているようだ。


......懐かしいなぁ、こういうの。
先輩たちもこうやって沢山食べさせてくれた。


「心配するな!食べきれなくても俺が食べる!
さぁ、どれでも好きなものを食べなさい」

「「ありがとうございます...」」


そうして食事を共に摂った後も、藤の家で一緒に鍛錬やらなんやらをするのだった。






三人で藤の家の縁側に腰掛け夕方の空を眺める。
獪岳と私で真ん中に煉獄さまを挟んで。
平和すぎる...こんなに平和でいいのだろうか?


「そうだ、君たちに聞きたいことがある。
列車に乗る任務は来ていないか?」

「列車.....?いえ、ありませんが」

「うむ...なら良かった!安心だな!」


何が安心かはわからないが、煉獄さまが良いというならいいのだろう。

一人納得していると、獪岳が煉獄さまにおそるおそるといった風に尋ねる。


「行方不明者が続出してる汽車ですよね、それ...」

「あぁ、よく知っているな勾玉の少年!」

「まが...!?
...派遣された隊士はみな消息を断っていると聞いていますが」


さすが獪岳。情報をきちんと集めてるのね。
煉獄さまも感心したようで、獪岳の方を向いて話をしている。


「その通りだ!このまま行方不明者が増え、隊士からの連絡も無いことが続けば俺が行く事になるだろうな」

「なるほど...」


柱が赴く程の...。つまり、それだけ危険な任務であるということになる

鬼が関わっていれば、の話だが。


「しかし、この通りまだまだ時間があるのでな...
明日も何も無ければこの屋敷に世話になろうと思う。
君たちもどうだ?」


 

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Ms3(プロフ) - 間違えて前作にコメントを送ってしまいました。すみません。この話ほんと大好きです!更新ずっと待ってます! (2022年2月5日 13時) (レス) @page32 id: 97ad62886e (このIDを非表示/違反報告)
どまたん - 面白いです!頑張ってください (2020年11月15日 19時) (レス) id: 4fadde88bd (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 希乃夏さん» ありがとうございます!嬉しい...。更新頑張ります!! (2020年4月9日 17時) (レス) id: 2740432cb0 (このIDを非表示/違反報告)
希乃夏(プロフ) - 怖い話大好き人間なので、続きが気になります!更新頑張って下さい! (2020年4月9日 2時) (レス) id: 65dd38510e (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 春雷さん» ありがとうございます!更新できてなくて申し訳ないです...。頑張ります!番外編いいですね ...お話考えてみます! (2020年4月7日 14時) (レス) id: 2740432cb0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ばりぼり | 作成日時:2020年3月18日 18時

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