８話 ページ9
『あれ？ツノ太郎じゃん！』
彼女は何かを見つけたようにそれに駆け寄った。ツノ太郎……そう、マレウス·ドラコニアだ。
まあ、今はラギーと共に廊下を歩いていたんだが……、
ラ「ちょ、ちょっと？！A？！」
彼はとても驚いた。それはそうだろう。自分の知っている彼女がかの有名なマレウス·ドラコニアに駆け寄っていったからだ。
マ「…Aか。そこにいる者もお前が見えるのか？」
『ん？そうだよー！』
彼らの視線がラギーに向けられる。ラギーは己がアホみたいな顔をしているのだろうと思いつつ彼らに声をかける。
ラ「Aっていつの間にかそんなに友好関係気づいてたんスね……」
しかもディアソムニア寮長とは……と彼は付け足す。まあ、彼の中で嫉妬心が駆け巡っているのは一目瞭然だろう。
マ「A、お前が見える者は何人いる？」
これでたくさんいたら……と考えずにはいられない。
『んー、四人くらい？』
これでも多いんだけどねーと半ば苦笑いで返す彼女。彼らがまだ少ないと安心したのは言うまでもないだろう。
ちなみに、安心してほしいのはここには彼ら以外の人がおらず声が漏れない場所なことだ。
場面は移り、食堂にて。
ラ「俺はレオナさんに食いもん届けに行くッスー！」
そう言い彼はハイエナのように駆けていった。ようなではないな。ハイエナだ。
ただ、ここで起こるのは彼女の暇な時間。彼女は暇なのには慣れているが好きではないため自分が見えている人を探すことにした。
……まあ、こうなるとは毛程も思っていなかったが。
ル「ムシュー·ファントム、お元気かい？」
話しかけてきた！と当たり前のように驚くA。それはそうだろう。彼は突然現れたのだから。
『私のことが見えてるってことだよね？』
ル「あぁ！君のことはずっと見ていたよ。」
この世に亡霊をずっと見ていた人がいるだろうか。……否、現在進行形でいるが。
『君の名前は？』
ル「私の名前はルーク·ハントさ。よろしく頼むよ。」
彼……、ルーク·ハントは心なしか嬉しそうに見える。
ル「それでは、またね、ムシュー·ファントム！」
彼女はそのあだ名はなんだと思いはするがもうすでに彼の姿が見えないので聞くのは諦めた。
どちらかといえば急に消えて急に現れる彼の方が亡霊では？と思ったのは彼女だけの秘密だ。
………【NRCに住む亡霊ちゃん】はこの学園が個性豊かなことに今さら気づいたようだ。
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MOON(プロフ) - もこさん» ありがとうございます！出せそうなキャラクターはどんどん出していくので待っていてくださいね！ (9月23日 17時) (
レス) id: 0e6f7cd00b (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 私愛され大好物なので嬉しいです！ツイステのキャラ全員（生徒たちはもちろん、教師、他校、チェカも）推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (9月23日 12時) (レス) @page8 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
松野 愛羅(プロフ) - MOONさん» いえいえ、！ (9月21日 6時) (レス) id: f023741a80 (このIDを非表示/違反報告)
MOON(プロフ) - 松野 愛羅さん» すみません、修正しました。ご指摘ありがとうございます！更新頑張りますね！ (9月21日 5時) (レス) id: 0e6f7cd00b (このIDを非表示/違反報告)
松野 愛羅(プロフ) - 初コメ失礼します、！プロットではなくブロットだと思ってコメントしました、、更新頑張ってください、！ (9月20日 22時) (レス) @page11 id: f023741a80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MOON | 作成日時：2023年9月18日 5時
