１０話 ページ11
読者に言っていなかったことがあったのでここでひとつ言わせていただくが………
彼女にはNRCに一つだけ住処があった。
誰もが知るとある人物の部屋だ。名を…………クロウリーと言う。そう、この学園の学園長だ。
だが、一つだけ問題がある。彼にはAの姿は見えていない。
なぜそこに住んでいるかって？………これを見れば分かるだろう。
『暇だよー！クロウリー！』
彼女はそう言う。が、相手には聞こえていない。そこで彼女が持ち出したのが………ぬいぐるみだ。
初め、ぬいぐるみを用いながら彼に話しかけてみると彼は大層驚いていたが、その後は慣れ普通に話している。これが彼らの日常だ。
ぬいぐるみが動き出すと彼はこう言う。
ク「あぁ、今来ていたんですね。いつも通りかわいらしいですよ。」
もちろん、見た目も見えていない。が、彼にとっては仕草等がかわいらしく写っているのだ。
『今日は疲れてるんだねー！……頑張って。』
時々彼女の声は彼に届く。いつもそれに期待して彼女はめげずに話しかける。
ク「！嬉しいですねぇ！あなたからの言葉を聞くと頑張れるんですよ？」
そう言う彼の顔は本当に嬉しそうだ。今回は声が届いたらしい。
これを最初にぬいぐるみを試したのは彼女の出来心らしいがここまで影響を及ぼしているのには彼女も驚きのようだ。
まあ、他の人には使わないだろう。普通に考えてただのポルターガイストなのだから。
そこに順応できたのもクロウリーの凄さなのだろう。
ク「亡霊さん、あなたがここにいるなら聞きますが、最近あなたの姿が見える者もいるみたいですね。私も見たいんですよー！」
そう言う彼が彼女にとって子供のように写り、なんだかおかしくて笑ってしまった。こちらからすれば己も話したくてウズウズしているくらいなのだが。
彼の体に触れてみることにした。少しでも彼に己が見られるようにと。
ク「え？！あなたがあの亡霊さんですか？！」
『そうだよー！あれ、見えるようになった？』
そう、彼は彼女の姿が見えるようになった。彼は顔にこそ出ていないが心の中では歓喜に満ち溢れている。
ク「やはり綺麗ですね………」
彼は前から思っていた。彼女の姿は美しいのだろうと。既に彼女が見えていなくとも心惹かれていたのは気づいてた。
彼は彼女を見たときに好きだと確信した。
これこそ新しい物語の始まりだ。
………【NRCに住む亡霊ちゃん】は住処があったらしい。
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MOON(プロフ) - もこさん» ありがとうございます！出せそうなキャラクターはどんどん出していくので待っていてくださいね！ (9月23日 17時) (
レス) id: 0e6f7cd00b (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 私愛され大好物なので嬉しいです！ツイステのキャラ全員（生徒たちはもちろん、教師、他校、チェカも）推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (9月23日 12時) (レス) @page8 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
松野 愛羅(プロフ) - MOONさん» いえいえ、！ (9月21日 6時) (レス) id: f023741a80 (このIDを非表示/違反報告)
MOON(プロフ) - 松野 愛羅さん» すみません、修正しました。ご指摘ありがとうございます！更新頑張りますね！ (9月21日 5時) (レス) id: 0e6f7cd00b (このIDを非表示/違反報告)
松野 愛羅(プロフ) - 初コメ失礼します、！プロットではなくブロットだと思ってコメントしました、、更新頑張ってください、！ (9月20日 22時) (レス) @page11 id: f023741a80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MOON | 作成日時：2023年9月18日 5時
