三十五話 ページ35
"___ リムルと仲良くしたいからお母さんの真似をしたかったけど私にはできなかったの
でもね私に任せてって聞こえてきて
そしたら気がついたら目の前の女の子が蹲って痛みに耐えてたの
よくそんなことがあったんだ｡私にはよくわかんなかったけどあれなんだったんだろう ___"
リリアが不思議そうに話してたことが一つあった
確かにリリアに襲われて大怪我をしてる人がいたって…リリアは実際人を傷つけたりするのはあまり好んでやりたいという子ではなかった
"私が守ってあげるのに"
『…守らなくていい』
"あんな弱い男達じゃアナタを守れるわけない"
『弱くなんかない…』
"私に任せていい"
…今…誰と話して
ダメだ…また何も考えなくなるとまた勝手に変なことをやりそうだ
『早く､遠くに…』
"強情だな｡…じゃあ今アナタが私に助けを求め無かったら私は下がるよ｡…私はアナタを絶対死なせないから"
…聞こえなくなった
『今って…ｯ!?!』
急に背後から押さえつけられ首に何かが当たる
「見つけた…やっと1人になったな」
誰かわからないけどきっとリリアを殺しに来た人だ
…死ぬのは怖いけどこのまま生きて皆に迷惑かけるよりは…
…でも…私はまだ生きたい…リリアのやりたいこともまだ残ってるし…私自身がやりたい事もまだ山ほどある
『死に…たく､ない』
「…俺の仲間はお前らに殺されたんだ｡それなのに死にたくないなんて」
『知らない…何もしてないのに…』
「ｯ､てめぇらのせいで俺は死にかけたんだぞ!ふざけんなよ!!!」
自分の方に向かせ思い切り頬を殴られた
その場に倒れ相手は私の上に跨り首を絞めてくる
「いいよな不死は､こうし続けても死なないんだろ」
『や"ｯ…ぁ"…』
苦しい､痛い
手首を掴んでもほとんど力が入らず何も出来ない
「そんなに涙流して…痛いだろ､苦しいだろ｡…それなのにお前らは楽しそうに俺らを殺して」
『しｯら…な"い…何も』
「…最期までくだらないことを｡もういい死ね」
片手で首を絞めながらもう片方に注射器を持った
本当に殺される
助けてくれるって言ったのに
絶対死なせないって言ったのに
助けて…
ベニマル…ヴェルドラ…
まだ…死にたくないよ
___
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 328人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゃか(プロフ) - にいかさん» ありがとうございます…！！ (11月16日 10時) (
レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
にいか(プロフ) - 素晴しい作品に出会ってしまった (11月15日 23時) (レス) @page39 id: afd4beee63 (このIDを非表示/違反報告)
しゃか(プロフ) - ann✩さん» んひ…ありがとうございます…最推しに会ったらきっとこうなるだろうというイメージにしましたwほんとにありがとうございます…！！ (2022年12月11日 23時) (レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
ann✩ - 更新待ってます！最高に面白いです！ディアブロと出逢ったときの、夢主ちゃんがかわよい… (2022年12月11日 18時) (レス) @page47 id: 6a7e843e24 (このIDを非表示/違反報告)
しゃか(プロフ) - 水宮まるるさん» うわぁぁなんてそんな嬉しいお言葉を…ありがとうございます！！ゆっくりな更新で申し訳ないですがよろしくお願いします！ (2022年9月29日 0時) (レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゃか
| 作成日時：2022年5月7日 14時
