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第三十話 ページ30

無慈悲なお悩み相談所で恋愛相談をしたら恥ずかしことを言ってしまいそのまま走って外に出てきた




…いや…嘘ではないし本心だけど…なんであんなこと言っちゃったんだろ

最初は静かな学校生活を送りたくて避けようとしてたのに





『はぁ…』





にしても…ドキドキか、先輩の家に行った時特に何もなかったし好きなヒトいるって聞いても別に何ともなかった


…恋愛ってなんだ、もうわかんなくなってきた






「あれ、Aさん?」





頭を抱え悩んでいるとその悩みの原因であるショッピが声をかけてきた





「そんなに頭抱えて何してるんです」


『いや…特に意味は無いです』


「相談なら先輩として乗りますよ」


『今初めてショッピ先輩をちゃんとした先輩と思えた』


「聞くだけやけどな」


『うわ先輩と思えた瞬間5秒ももたんかった』


「まぁ冗談として。…なんかあったんすか?」


『…』





え?本人に直接相談??いやいやいや無理でしょ

…でも…先輩意外と優しいところあるんだ




別に先輩の名前を出さなくてもいいのか



ただ好きなのか分からないヒトがいて〜とかでいいじゃん






『ぇ…っと。…次、なんのゲーム買おうかって、悩んで』


「ゲーム?」





あれ…なんで、さっきまで平気だったのになんで全然違うこと言ったの

ほらもう先輩口開けては??って顔してるよ



というかこういう顔もするのか






『…じ、じゃ…なくて…』





おかしい…なんで相談するだけなのに

シャオロン達の前ではなんともなかったのになんで急にこんな





「あの、大丈夫で」

『ああーーっ!!!バラム先生に用事あったの忘れてました!!!あのっじゃあ失礼しますね!!!』






…確かに、シャオロン達と一緒にいて楽しいと思うけど


でも…なんだろう



なんとなく…先輩といる時はなんか違う気がする




あぁもうそう考えたせいで先輩の顔見れなくなったし…






『…師団室行くか』







__

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作者名:しゃか | 作成日時:2020年12月25日 13時

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