色々逆なカップル [ 躑躅森盧笙 ]

にじゅうはちっ ページ28

「何飲む?」


『んー…メロンソーダ!』


「なら俺も同じのにしよかな」


『まだ来ないの?』


「みたいやな〜遅れるってメール来たしもう少しやと思う｡ごめんな?俺も今日普通に仕事あってな」


『んーん､ええよ!簓はなんの仕事しとるん?』


「芸人や」


『えっ!?すごい!!』


「ははっそうか?」


『テレビ出るんやろ!すごいやん!!…って簓??』



ニッコニコ話しているAを優しく頭を撫でながら抱きしめる




「すまん可愛すぎたこれ盧笙に言わんでな」


『??』


「遅れて申し訳ありません!!」


「おっ全然かまへんよ〜」


「お話なんですが…って､あれ!?簓さん娘さんおったん??」


「あーちゃうちゃうこの子…えっと､知り合いの子でな!一時的に預かっとるんやけどええか?」


「全然!いや〜えらいべっぴんさんですね〜」


「せやろせやろ!めっちゃかわええやろ!!」


「絶対芸能界出たら売れますね!!」


「…ははっ…そうかもしれへんなぁ｡…ほら､A挨拶は?」


『…ふ…文月…A』





なんや?俺らとは完全に態度が違う…




「Aちゃんな!どや､芸能界とか興味無い?」


『えっ…と…』




めちゃくちゃ困った顔で俺の服を掴み見てくるA




「すまんなぁまだそういうのは早いみたいやから､それより打ち合わせやろ!俺この後収録あって時間そんなにあらへんから巻いて頼むな!!」


「あーそうやった!えっとまずこれなんですけど…」









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「はーっやっとおわった…さて急いで向かわんと｡…にしてもAさっきめっちゃ人見知りしとったよな?俺らと初めてあった時普通に話しとったのに」


『…わからんけど…簓達とは普通に話せる』


「ふーん…なるほどな｡…ほんまにかわええなぁ､なぁ小腹空いたやろ?美味いたこ焼き屋知っとるんやけど…どうする?」


『行く!!行きたい!!』


「ははっ…お前に教えてもらった店やけど次は俺がお前に教えるって変な感じやな」


『ん?なんか言った??』


「んーん､なんでもない｡…よしっじゃあ行こか｡手離したらあかんからな??」


『わかっとる!!盧笙に昨日めーっちゃ言われたもん!!』


「やっぱ過保護やん…」








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