色々逆なカップル [ 躑躅森盧笙 ]

にじゅうろくっ ページ26

「Aー､手洗いうがい終わらせたか」


『うん!終わらせた!!』


「よーし偉いな…ってもう21時なるやん｡風呂入ろうな｡…たしかパジャマとか零が買ってあるんやったっけ…にしても､すごい量やな…」




いつ戻るかわからんから色々買うてきたって…買いすぎやろこれ


戻ったらこれどうするんだか…




「はい､これ持って風呂入ってきて」


『…??』


「どうした?」


『盧笙入らんの?』


「いや俺はお前の後に…って､そういや今のお前5歳っちゅーてたな」




1人で風呂入れなくはないやろうけど…もし湯船で溺れたり…滑って転んで頭ぶっけたり…あかん危ない





「俺も準備するから先行っててくれへんか」


『うん!』





…彼女と一緒に風呂入るのこれが初めてとか中々…っちゅーか絶対無いな…








･







･






「目閉じて､軽くやなく強くな?泡とかお湯入ったらめっちゃ痛いから」


『わかっとる!』


「痒いとこはないか」


『ない!』


「そか｡…よし…流すからな」





なんかこれ練習になるな


…もし結婚して子供が出来たらこんな感じなんやろうな




「よし､俺もAも洗えたしゆっくり温まって出よ」


『はーい､やっぱお風呂気持ちええなぁ〜』


「ははっせやな｡…なぁ明後日は休みなんやけど明日は仕事でな｡せやから明日は昼簓と一緒にいることになるけどええか?」


『ええよ!盧笙仕事って何しとるん?』


「学校の先生やっとるよ」


『えっ!すごいかっこいい!!』


「え?そうか?」


『うん!うち将来学校の先生になりたいんやもん!!』


「…そう…なんか」




へぇ…お笑い知る前は学校の先生に…





「Aが先生やったら楽しいクラスになりそうやな｡生徒にもめちゃくちゃ好かれそう」


『へへへっそうかな〜』


「あぁ､きっとそうや｡…あ､そういや…なぁあがったらアイス食べるか?」


『アイス?食べたい!!』


「なら俺と半分こしよな」


『うん!』




Aが食べる言うて忘れてるやつやし…まぁええか

多分もう頭から消えとるやろ





「じゃあ100数えてあがろ」


『え"っ…100も数えるん?』


「数えへんならアイスは無しやからな?」


『えぇ……う…わかった…数える…』


「ん､ええ子やな」




…めっちゃしゅんとして…ほんまに可愛いな








___

にじゅうななっ→←にじゅうごっ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す