色々逆なカップル [ 躑躅森盧笙 ]

じゅうななっ ページ17

『え?なに…??』


「ごめん…って｡…俺お前に八つ当たりして…」


『別に気にしてないよ』




そう言った瞬間抱きしめる力を強め肩にグリグリと頭を押し付ける




『盧笙??』


「なぁ…俺のために仕事終わらせたん…??」


『…』


「A?…って…」





顔をあげれば鏡には真っ赤になったAの姿





「…やば」


『なに?…っ!?!!鏡見るなアホ!!!』


「うるさっ!!…耳元で大声出すなや」


『う…ごめん…』


「…おおきに､俺とゆっくりする時間作るためにちょっと…っていうかかなり無理したんやろ」


『…』


「なぁさっきまた今度言うたけど今ええか｡…こっち向いて」


『今は…無理…ほんと無理やめて…』


「顔赤いの鏡で丸見えやからな」


『くっそーーお前も真っ赤じゃねぇかくっそ』


「はよ向いてこっち」


『…ほら､目閉じるからはよして』




目を閉じジッと待つA


…可愛い｡こんな姿今見れる奴は俺だけか





「…」




さっきと同じく肩に手を置き近づく

こんなに心臓ってうるさくなるんか…やば





『…ねぇ､目開けるよ』


「ちょっすぐするからもう少し…」


『はいはい…』




ゆっくりと近づいてやっと唇が重なった

数秒経つとすぐに離れ盧笙はAを強く抱きしめる




「あかん…これすご…」


『抱きしめられるとめちゃくちゃわかるドッキドキしてるね｡心臓止めないでよ』


「…なぁ､好きって言ってくれへんか」


『いやなんで…』


「さっきめっちゃ零に嫉妬した｡…2人きりになるのは許すけど寝るとかそういう無防備な姿俺以外に見せるんもうやめて､頼む」


『…あぁあぁはいはいそういうこと｡もう可愛いな〜盧笙は〜』


「お前は嫉妬とかしなさそうやな」


『えーするよ多分』


「多分…」


『だって絶対盧笙は私から離れないでしょ』


「はははっ…俺のことめっちゃ信用しとるやん」


『なにーもう私から離れる予定でも作ってるんですか』


「んな予定作ってへんわ｡…おおきに､なぁ今日泊まってってええか」


『えっ…』


「なんや?」


『ごめん家にゴm…っいっっった!!!!!!』


「なんで毎回毎回同じこと言うんやお前は!!!」








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