色々逆なカップル [ 躑躅森盧笙 ]

じゅうごっ ページ15

盧笙を待つためボーッとテレビを見ていた時


つまらなすぎて再び眠ってしまったA





「A…ってなんちゅーとこで寝とんねん…」




起こしたいけど多分疲れて寝とると思うし起こせん…


ベッド移動させるか




『ん…んん…』




…って…ん??今寝とるから…何してもわからんのか?こいつ寝たら暫くはどんなにうるさくしても起きんから…




「…サラサラしとる…とくに手入れしてへんのに」




ほっぺ柔らか…口とかも…

……あかん



いやいやいやダメや絶対したらあかんこれは絶対ダメ俺は教師やこんなこと絶対…






「…ち…ちょっと…なら……」





そーっと近づき肩に手を置いた時


突然パチッとAの目が開いた




「っ!?!!?」


『……盧笙…??』


「いやっ…ちが!!こっこれは訳が…あって…」


『んー…寝てた…仕事終わったの?』


「お…終わった…」


『ふーん』




…これは…バレてない?寝起きやから気づいてないとか…





『で､何しようとしてたん』




バレとった!!!





「…え…っと……すいません」


『っく…ふ､ふふ…はははっ!!なんで謝んの｡…んーほら』


「は??」


『今の絶対キスしようとしたじゃん｡…ん､ほら』




Aは目を瞑り待つ


正直その姿が可愛くて今すぐ抱きしめてやろうかと思ったけど肩に手を置き恐る恐る近づく





『…』





やばい…やばいやばい緊張しすぎてやばい

心臓止まるんちゃうかこれ





『…はぁ……ん…全く､また今度ね』




痺れを切らしAは盧笙の頭を撫でおでこにキスをして立ち上がり台所へと向かった



おでこにキスをされただけなんやけどな…めっちゃ顔熱い






『…口にしたらどうなんだか｡…私もだけど』


「え?なんか言ったか??」


『なんでもー､ねぇ肉と魚どっち食べたい?』


「あー…魚」


『おっけ､明日は?来る?』


「明日は自分の家で仕事するわ」


『そっか〜じゃあ久しぶりに私が盧笙の家に行こうかな』


「えっ俺の家?」


『うんうん､ダメ?』


「いや…別にええけど」


『んじゃ明日は盧笙の家に泊まるわ』


「わかった」


『早くご飯食べよ､ほら盧笙も手伝って』


「あぁ」





次こそは…俺から……






「…はぁぁ」






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