検索窓
今日:40 hit、昨日:1 hit、合計:68,008 hit

第四十一話 ページ41

『めっちゃ美味しいじゃんこれ』


「だろ」


『うん』


「お前ってよく酒飲むよな。いつか外で寝るんじゃないかって俺めっちゃ心配なんやけど」


『そんなことしないよ多分』


「おい多分」


『ろしょーせんせーこそ酔っ払って外で寝るんじゃないですか』


「するわけないやろ」


『やったら写真撮って学校に送るわ』


「絶対せーへんけどやってみろや」


『うん、やめとこ』


「早いな決断」


『簓名義でやったろか』


「絶対やめてくれ。…なぁA」


『んーなに』


「さっきのヤツら、お前に変なことしたりとかしてないよな」


『別にないよ』


「怪我は?」


『ない』


「嬢ちゃん可愛いんだからんな格好で出歩いちゃダメだなぁ」


『別に可愛くないし。……まぁ…ありがとう、来てくれて』


「…」


『なっなに急に黙って…』


「…なぁ、今なんて言ったか聞こえた人」


「すまん、ちょっと幻聴聞こえたからわからん」


「すまねぇ、俺もよく聞こえなかった。歳かねぇ」


「今…ありがとうって言わんかったか…」


『だ…だからなに…いつも言ってるじゃん…』


「いつもそんな心こもって言ってへんから…なんか気持ち悪い」


『てめぇら全員表出ろや!!!!』


「はははっんな怒んなや、冗談冗談。…半分」


『簓許さない』


「お前が言うとほんと怖いな」


「まぁまぁそんな怒んな。どういたしまして、怪我なくてほんと良かったぜ」




零はニカッと笑いながらAの頭をわしゃわしゃと撫でる




『…お父さんじゃん…お父さんにしか見えない…』


「グラサンとって普通の服きたら零見た目はただのおっさんやしな」


『それな。でもかっこいいからただのおっさんでもない、イケおじだわ』


「はははっんな褒めんな」


『くそっイケメンが。…ねー盧笙』


「なんや」


『メガネとって』


「は?」


『んなガチトーンのは?やめて怖いんだけど』


「…怖いか??」


『怖いよ、顔面優しそうなのにくそ怖いよ』


「そ…れは…まぁ…すまん」


『顔がいいから許す』


「なぁなぁ俺は」


『糸目』


「最後に言い残す言葉がそれって悲しいな」


『お前も怖いんだよその拳しまえやめろ!!』









___

第四十二話→←第四十話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
123人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くら(プロフ) - 雲隠さん» ありがとうございます!どついたれは最高ですよねっっ (2019年11月21日 21時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
雲隠 - とりあえず好き。どついたれ本舗好きにはたまらん!!更新頑張って下さい! (2019年11月20日 23時) (レス) id: fa6b997845 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しゃか | 作成日時:2019年11月5日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。