第二十九話 ページ29
なんとか終わらせ寝ようとした時に携帯がなり始めた
またあの人だ
…はぁ…わかってはいるんだけどな
『はい。…はい、今から行きますね』
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「なぁ…あれから誰もAのとこいっとらんの?」
「俺は行ってへんな、零は?」
「いや、行ってないぜ」
「アイツ大丈夫か…また無理して…そういや前雨降ったよな、もしかしたら濡れてまた熱出して倒れて…」
「はぁ…盧笙が言い出したことやん、離れようて。心配なら行ったらええやん」
「いやそれだとアイツのためにならんやん…それに俺が言い出したのにノコノコと行けるか」
「まぁ大丈夫だろ、嬢ちゃんなら」
「零の言う通りや、な?そんな心配せん…で…も……」
「急にどないしたんや簓、んな顔して」
「いっい…いや、ちょっあれ!!!Aが男とおるんやけど!!!」
「はぁ?お前仕事しすぎで…ほんまや」
「こんな夜に男二人きりなんてやるなぁAも」
「やっぱ俺らがおるせいで恋人作る気にならんかったんやな…」
「…」
「零?どうしたか?」
「いや…あの男、確か女を騙して金を奪い金がなくなったり飽きたりしたらその手の店に売り飛ばしてるって噂がある奴だ」
「は…?」
「Aまた男に騙されとるんか…って盧笙?ちょ急に立ってどこに」
「決まっとるやろアイツぶん殴ってくる」
「いやいやいや抑えろ!!あかんてそんなことしたら!!!」
「許せるわけないやろ!!…Aはめちゃくちゃてきとーで口も悪いし女らしいとこなんて全然見当たらんけど」
「めっちゃ悪口やん」
「でもアイツはめちゃくちゃ優しいやつなんや…その優しさを無下にするような行為俺は絶対許さん」
「まぁせやなぁ。めっちゃ顔怖いで」
「簓は何とも思わへんのか!!」
「そう見えるか」
「っ…はぁ…お前もブチ切れとるやん」
「はははっ、こりゃ決まりだな。…ちょーどあの兄ちゃんも席外したし行くか」
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くら(プロフ) - 雲隠さん» ありがとうございます!どついたれは最高ですよねっっ (2019年11月21日 21時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
雲隠 - とりあえず好き。どついたれ本舗好きにはたまらん!!更新頑張って下さい! (2019年11月20日 23時) (レス) id: fa6b997845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃか | 作成日時:2019年11月5日 8時