第二十六話 ページ26
『涼(りょう)さんはいつもこの時間に仕事終わるんですか?』
「はい、大体この時間ですね。Aさんは?」
『え?あ…私もこの…時間です。…それよりも涼さんも標準語ですけど東京からこっちに来たんですか?』
「はい、転勤で。Aさんも?」
『いや、私はここ出身ですよ。でも昔一度東京に住んでたことあってその時に標準語勉強してて。そしたらそれが癖になって今もこうやって普通に標準語で話しちゃうんですよ。…まぁたまーに出ちゃいますけど』
「へぇそうなんですね。…聞いてみたいな、Aさんの関西弁」
『そんないいもんやないですよ。…あ…いっ今のは』
「はははっ、今出ちゃいましたね。…可愛いな」
『っ…』
えっ…何これ…なんか、簓の時と全然違う
「大丈夫ですか…?」
『えっ?あっいやっ別に…はい』
「そうですか?それならよかった。…Aさん、よかったら連絡先交換しませんか」
『連絡先…ですか?別に大丈夫ですけど…』
「ほんとですか?よかったーっ…断られたらどうしようかと」
『別に連絡先くらいなら…って、やばいそろそろ帰らないと』
確か明後日渡すやつまだあと少し残ってたっけな…早くやらないと
「そうですね…あ、家まで送りますよ。もう遅いし女性が1人で外出歩くのは危ないですからね」
『え?あ…は、はい…ありがとうございます』
…なんだ…これ
多分疲れてるんだろうな…早く帰って寝よ
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くら(プロフ) - 雲隠さん» ありがとうございます!どついたれは最高ですよねっっ (2019年11月21日 21時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
雲隠 - とりあえず好き。どついたれ本舗好きにはたまらん!!更新頑張って下さい! (2019年11月20日 23時) (レス) id: fa6b997845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃか | 作成日時:2019年11月5日 8時