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第二十三話 ページ23

『ん?どうかした?』


「…Aは今幸せか」


『なに急に…』


「いいから、幸せか」


『うん…まぁ幸せっちゃ幸せだよ。…ねぇ、そんなに私の今してる仕事辞めさせたい?』


「別にそこまで言っとらんわ。…Aは苦しいんじゃないかって心配しとるだけや」


『別に大丈夫だよ。…正直腹立つけどね、私が書いたネタで漫才やったら大体の人はちょっとだけ売れるし…お客さんは笑ってくれる。…私が書いたのに誰もそれを知らない』


「…」


『もう諦めてるけどさ。…というかそういう盧笙はどうなのさ。辛いこととかない??盧笙と私は似たようなもんだから話くらい聞くよ』


「俺は大丈夫やから心配いらん、それよりも自分のこと大切にしてくれ」


『ほんとに大丈夫なの』


「っ…なんや…そんな、マジな声で…」




パソコンの画面を見ていたがAを見ると物凄く心配そうな目で見つめていた





『…言ってくれないと、わからないから。…何かあってからじゃ遅いんだよ』


「…A…はぁ…本当に大丈夫やから、な?苦しかったらちゃんと吐き出す。せやから心配せんで大丈夫」


『そっか…大丈夫ならいいけど』


「だからAもちゃんと吐き出すんやで。…っていかん仕事仕事…」



そろそろ目が疲れてきたな…ちゅーか簓おっそい…どんだけ遠くのコンビニ行っとんねん



「A水いらんか」


『…』


「A?…っ、お…ちょ」




急に黙り始めたと思いきや突然肩に重みを感じ隣を見れば自分の肩に寄りかかりAがぐっすりと眠っていた




「はぁ…仕事しづらいわアホ」




なんてクスッと笑いながらAの頭を撫でる




「…俺らはずっとお前の味方やからな。だからお前も無理したらあかんで」




布団に寝かせとくか




「あれ、A寝たんか」


「おっそいわ。…布団整えてくれへんか、A寝かすから」


「はいはい。…明日治ってるとええんやけどな」


「仕事めっちゃしたそうにしとるしな…段々顔色も良くなっとるし熱も下がってきてるから明日には治ってるやろ」


「仕事まだ残っとる?」


「少しな」


「んじゃAは俺が見てるから盧笙は仕事仕事」








___

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くら(プロフ) - 雲隠さん» ありがとうございます!どついたれは最高ですよねっっ (2019年11月21日 21時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
雲隠 - とりあえず好き。どついたれ本舗好きにはたまらん!!更新頑張って下さい! (2019年11月20日 23時) (レス) id: fa6b997845 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゃか | 作成日時:2019年11月5日 8時

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