第三話 ページ3
『はぁ…えっと…ダメだ疲れて何も思いつかない…』
「食べながらもやっとるんかそれ…」
『明日渡して欲しいとか昨日電話があったんだよ…あ、簓今日仕事は?』
「今日は昼からや」
『そんならちょっと手伝って、ここのボケなんだけどこれとこれどっちが面白いと思う?』
「ん〜俺はこっちの方が好きやな」
『なるほど…うん、ありがとう』
「なぁ、それいつまで続けるん?他人のために漫才考えて…」
『私の勝手でしょ。…私が人を笑わせられるのはこれしかないの、自分でやったって中身は面白いんだけどなって言うだけで誰も笑ってくれないんだよ』
「…A」
『なんや』
「ずっと黙っとったけど後ろの髪寝癖でグッシャグシャやで。笑いこらえるのもうそろ限界やねんけど。あと歯磨き粉ついとる」
『先に言え!!!!』
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『はぁ…ねむ…』
「あ…A!!」
『ん?あっ盧笙じゃん。仕事終わり?』
「そっちは?」
『仕事終わりっちゃ終わり。さっき依頼人に渡してきたからカップ麺買おうと思って』
「…そか、なぁなんで買い物カゴにカップ麺しか入っとらんの?」
『え?これカップ麺なの?へー知らなかったー』
「いやさっき自分で言っとったやん。…全く…それだけだと栄養バランスがな」
『もうお母さんやめて!!』
「誰がお母さんや。…今日はもう仕事ないのか」
『今日はもうないよ』
「なら夜ご飯俺が作るから、それ戻してこい」
『え…明日からどうするの…?私もうカップ麺がないと生きていけない…』
「身体に悪い言うとるやろ!!!!」
『お母さん……』
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くら(プロフ) - 雲隠さん» ありがとうございます!どついたれは最高ですよねっっ (2019年11月21日 21時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
雲隠 - とりあえず好き。どついたれ本舗好きにはたまらん!!更新頑張って下さい! (2019年11月20日 23時) (レス) id: fa6b997845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃか | 作成日時:2019年11月5日 8時