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第十四話 ページ14

「無理やあれは…なんなんあれ…イケメン…」


「男3人で無理ってあいつどんだけや…諦めよ、Aが照れるとことかもう想像つかんわ」


「そうだなぁ…ちょっと見てみたかったが」


「そういやあいつびっしょびしょで家帰ったんか?」


「あーあの後雨やんで家帰ってから風呂入っとったけど」


「アイツ昔から熱出しやすいんやなかったっけ…」


「……せやったな」


「そうなのか?なら一応行った方がいいんじゃねーか、Aすぐに無理するからな」


「すまん2人のどっちかで頼むわ…俺家帰って仕事せんと。もしAが熱出してたら連絡してや、そん時はAの家で仕事するから」


「わりーが俺も野暮用があってな。ってことで簓くん頼んだぜ」


「まぁ用事あるならしゃーないか、じゃあ行ってくるわ」









___________________









__________





「あれ…鍵かかってる」



いつもしないくせに…




仕方なくインターホンを押すが何度押しても返答がない





「えっ…A?おい!!おるんやろ!!」




うんともすんとも言わん…嘘やろ

いや…出かけとるっちゅー可能性も





そう思いドアに耳をくっつけると何か物音がした




「いるなら返事しろって…A!!」



まさか…熱出して無理して仕事してぶっ倒れとるんか?これはやばい



「A!!大丈夫か!!すぐ救急車呼ぶからちょっと待っ…」


『やめて!!…ゲホッゲホ…はぁ、は…大丈夫…だから』


「A!!大丈夫か?」


『大丈夫…だから…お願い帰って』


「はぁ!?何言っとんねん!!その声からして絶対熱出しとるやろ、ええから開けてやここ」


『大丈夫…休んでるから、お願い…帰っ…て…』





バタン、という音が聞こえAの声が聞こえなくなった





「は…??おい、おいA!!…嘘やろ…ああもう!!」




ポケットから急いで合鍵を取り出しドアを開けると床に倒れてるAが目に入った





「ちょっと待ってろ、すぐ救急車を」


『大丈夫…だ、から…少し寝れば…良くなる…』


「良くなるって…はぁ…わかった、立てるか?」


『ん…』


「よっこらせっ…と、はぁおっもいな自分」


『うっさい本気でぶつで…』


「声やば…ほら、もう少しや」


『っ…はぁ…気持ち悪い…』


「はぁ…まさかこれ仕事しとったとか言わんよな」


『…』


「A」


『…』


「A??…え?寝た??嘘やん…」







__

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くら(プロフ) - 雲隠さん» ありがとうございます!どついたれは最高ですよねっっ (2019年11月21日 21時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
雲隠 - とりあえず好き。どついたれ本舗好きにはたまらん!!更新頑張って下さい! (2019年11月20日 23時) (レス) id: fa6b997845 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゃか | 作成日時:2019年11月5日 8時

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