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10話 ページ10

『やばいやばい…』



まさか前に借りてた本が今日返却日だったなんて


ツナは小テストで点が悪かったらしくて残ってるみたいだし…よかった




『よし』



返せたし大丈夫かな



「…」


『…なんでまた来た』


「そのまま動かないで」




えっ前にもこんなことが


そんなことを考えていると雲雀はいつの間にか前にいた
前よりも速いんだけど




『っ…えっなに』



足をひっかけられそのまま後ろに倒れてしまう
これは痛いと思い目を瞑るが中々衝撃は来なかった



『…あ、あ…?』


中々背中が床につかないな、と目を開けるとめちゃくちゃ近くに雲雀の顔があった

えっこれ抱きしめられてる??


そう思っていると優しく床に押し倒す




『え…なに?』


「…」


『っ!?ちょっタンマ!!なんでなんで!?』


急にシャツのボタンを何個か外し始め止めようと腕を掴むが中々止められない
力強いな



「…あった」


雲雀はシャツをめくり肩の方を見ると動きを止めた



『えっ…え?』


「この傷、なんでついたの」


『えっいやなんでその傷のこと知って…というか私もなんでついたのか知らないし…』


肩には切り傷の跡のようなものがついていた
雲雀はそれにソッと触れ質問をする



「知らない?」


『え…うん。私昔両親に捨てられたみたいで…その両親が一体何者なのかわからないままだから。もしかしたらその両親に虐待されててついた傷なんじゃないかって言われてるけど』


「ふーん」


『わかったら離して、急いでるから』


「…言ってた通りだね」


『は?』


「ほとんど表情を見せなくていつでも冷静に見える」


『言ってた通りって誰が…ってちょっと!!』


「僕は群れるのが嫌いなんだ。じゃあね」




いやいやいやそっちから話しかけたくせに

まぁこれ言ったらなにされるかわかんないし黙っとこ…



さて…早く行かないとツナ帰っちゃう








_____

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くら(プロフ) - 27さん» ありがとうございます〜!!また雲雀さん書きたいなって思ってるのでぜひぜひ見てください( ˘ω˘ ) (2019年4月8日 20時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
27 - とっても面白かったデス。 恭君可愛いスギ///尊死… (2019年4月8日 2時) (レス) id: 83d0ffd5ad (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - かっぱえびせんさん» ありがとうございますー!!今忙しくて少ししか更新できませんが頑張ります…!! (2019年3月13日 7時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
かっぱえびせん - 面白すぎる!更新陰ながら応援してます! (2019年3月12日 0時) (レス) id: 18f009c68c (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - teさん» あああっありがとうございますーー!!!良い作品になるよう頑張ります!! (2019年3月11日 0時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くら | 作成日時:2019年2月26日 22時

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