19話 ページ19
「んで、その後はさっき言った通り日本の施設にお前を置いていったんだ」
「どうして日本なんですか?」
「あぁ、それはな。両親がどっちも日本人でな」
『それで…』
「ステッラファミリーは全員死んだってことになってる。だからお前ももう死んでることになってるんだ」
「それでディーノさんはAちゃんの名前は聞けたんですか?」
「いーや、アイツは…Aは最後まで教えてくれなかった」
『なんで私言わなかったんだろ…』
「理由はわかってる。…お前は誰も信用しないとかいいながら一人が嫌だったんだ。俺が名前を知れば離れていくんじゃないかって思ったんだろ」
『…』
「Aちゃん、何か思い出した?」
『いや…何も』
「そうか…」
『…ごめんなさい、妹みたいに可愛がってくれたのに私何もお礼してないみたいで』
「いいんだって。俺が好きでやってたことだしな」
『一つお聞きしたいんですけど』
「なんだ?」
『雲雀恭弥に私の話しましたか?』
「恭弥?あー…あぁ、した。それがどうかしたか?」
『何故かあの野郎…あぁいや雲雀は私の肩の傷のことを知っていたんですよ』
「まじかよ…アイツ聞いてないと思ってたらちゃんと聞いてたんだな。でも名前は出してないはずだが」
『いやそうなんですよ』
ほんとなんでわかったんだろ…
というかディーノさんと雲雀の関係はなんなんだろ
…まぁ別になんでもいいけど
『なんか過去の自分色々あったんだな。全然覚えてない』
「少しずつ思い出すかもしれねぇぞ」
『そうだといいけど。…話聞けたし帰ろうかな』
「あっうん、俺玄関まで送ってくよ」
二人は立ち上がり部屋から出ていく
「…見た目は変わってねぇけど…中身は前とは少し違うな」
「ディーノ」
「なんだ?」
「あのステッラファミリーの娘が生きてると他の奴らに知られたらやべぇんじゃねぇのか」
「…やっぱり知ってるか。あぁ、かなりやばいな」
「今は知ってるやつはいるのか」
「いねぇはずだ。…でも最近は生きてるんじゃないかって怪しんでるやつが何人かいる。バレるのも時間の問題だ」
「…そうか」
「っし…ちょっと出てくな」
「雲雀のとこか」
「まぁな」
____
121人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くら(プロフ) - 27さん» ありがとうございます〜!!また雲雀さん書きたいなって思ってるのでぜひぜひ見てください( ˘ω˘ ) (2019年4月8日 20時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
27 - とっても面白かったデス。 恭君可愛いスギ///尊死… (2019年4月8日 2時) (レス) id: 83d0ffd5ad (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - かっぱえびせんさん» ありがとうございますー!!今忙しくて少ししか更新できませんが頑張ります…!! (2019年3月13日 7時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
かっぱえびせん - 面白すぎる!更新陰ながら応援してます! (2019年3月12日 0時) (レス) id: 18f009c68c (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - teさん» あああっありがとうございますーー!!!良い作品になるよう頑張ります!! (2019年3月11日 0時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くら | 作成日時:2019年2月26日 22時