27 ページ27
『…もう朝か…』
ゆっくりと目を開け起き上がろうとすると何故か身体が動かなかった
「…」
『…は?え…さま…とき､さん…??』
左馬刻さんは私をギュッと抱きしめながら静かに眠っていた
起こそうと軽く揺さぶるがもぞもぞと少し動いただけで眠り続けている
『はぁ…なんで私よりも起きるの遅いんですか｡…疲れてるのかな』
そっと頬に触れて優しく撫でる
白い肌…しかも綺麗
女の私以上に肌すべすべじゃん…羨ましいな
髪もサラサラして…
『…なんでこんなにかっこいいんだろ､左馬刻さん』
最初は怖くて怖くて絶対会いたくない人物だったのに
今じゃアナタの傍にいたいと思うようになってしまった
『好き…とか言ったら､どんな反応してくれるんだろ｡…付き合ったら…左馬刻…って呼んだりするのかな』
って…何考えてんだか
急に恥ずかしくなりはぁ…とため息をはくと左馬刻さんがもぞもぞと動き出して私を離し背を向けて眠り始めた
チャンス
『んーっ…眠い…朝ごはん作ろ』
「…」
____________________
___________
_____
"好き…とか言ったら､どんな反応してくれるんだろ"
「…ﾁｯ…」
「そんなにイライラしてどうしたんです」
「別になんでもねーよ」
「朝ご飯を食べていないのか?」
「アイツの飯食ってきたから腹減ってるわけじゃねぇからな理鶯…」
「む､そうか｡それならば何故そんなにイライラとしているのだ」
「だからしてねぇって」
「先程から貧乏ゆすりに舌打ち何回もしてるじゃないですか」
「…別になんでもねぇ」
クソッ…あんなこと言われてどうしろっつーんだよ
かっこいい…とか
好き…とか…
思い出すだけで…
「…?左馬刻?気分が悪いのか?」
顔が熱くなり片手で隠し俯く
2人はなにがあったのかと一瞬焦り近づく
「…はぁ…なるほど｡何かあったんですか､Aさんと」
「何かあったのか?」
「片手じゃ隠しきれてませんよ｡顔が真っ赤です」
「確かに顔が赤いな…熱を出したのか?」
「いえ理鶯､熱ではないですよ｡…そんなんじゃいつか気づかれるんじゃないですか」
「…うるせぇダボ」
「…???一体どういうことだ…」
「別にわかんなくてもいいっての」
「そうか?」
「おう」
「そうか…ならば考えるのはやめよう」
…好き…な
___
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 684人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆる - しゃまときちゃまぁ…！！かっこいい…面白かったです！！ (2020年8月20日 9時) (
レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
しゃか(プロフ) - Riho MUSICさん» いえいえっこちらこそ読んでいただきありがとうございます…！ (2020年5月19日 8時) (レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
Riho MUSIC(プロフ) - MTC大好きなので嬉しいです！ありがとです(●´艸｀) (2020年5月18日 15時) (レス) id: f2fc049d7b (このIDを非表示/違反報告)
くら(プロフ) - なたにのさん» そうです…見たので書きたくなって…書いてしまいましたwwですよね！！あの可愛さはやばい… (2019年1月26日 13時) (レス) id: 59ac186e9d (このIDを非表示/違反報告)
なたにの(プロフ) - もしかしてドラマパート見ました？最高でしたよねシスコンの左馬刻コーヒー淹れるの上手っていう、、、最高。 (2019年1月26日 12時) (レス) id: 9b4273ba1c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゃか
| 作成日時：2018年12月16日 0時
