ぶつかった相手は893(碧棺左馬刻)

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「この辺で大丈夫ですかね」



なんか銃兎さんに知らない場所に連れてこられた
途中舌打ちしてたけどなんなんだろ怖い




「それで」


『あ…はい､あの…これだ』


「これは…」


『昨日家に帰ったらポストに入ってて｡服装も昨日のものなので理鶯さんのとこに向かう時に撮られたやつだと思うんですよ』


「…ストーカーか」


『はい』


「はぁ…ここに来る途中も変な車がついてきてましたよ」


『うっそ』


「本当です」




だからイラついてたのか…銃兎さんキレると左馬刻さんと同じくらい怖そうだな




「どうかしました?」


『…いえ､それでこれはどうしたらいいんでしょうか』


「この手紙は預かりますね｡指紋がついているかもしれませんから調べます」


『あ…私普通に触っちゃってる』


「大丈夫ですよ」


『よかった…あ､それとたまにつけられてるような感じもします』


「なるほど…お仕事はいつもこの時間ですか?」


『そうです｡でもたまに残業で夜遅くになることも』


「ではその時はなるべく1人にならないようにしてください」


『まぁ頑張ります』


「何かあれば誰でもいいので電話してください｡それか叫んでください」


『叫ぶ…できるかわかりませんがやってみますね｡なんか知り合いに警察の人がいると安心します』


「アナタは警察に元海軍､ヤクザと知り合いですからねぇ」


『ふふ…なんかすごいですね｡本当にありがとうございます､家まで送ってもらえますか?』


「もちろんですよ」



そうにこりと笑い車を走らせる



『銃兎さん私が電話した時から気づいてるような感じでしたけどわかってたんですか?』


「…まぁ､そうですね」


『すごいなぁ…また何かあったらすぐ教えますね』


「そうしてください｡…それと家の鍵絶対になくしてはいけませんよ｡肌身離さず持っていてください｡そして手紙が入っていても開けないで私に渡してください｡中に何入ってるかわかりませんからね」


『了解です』




これから戸締まりしっかりしないといけないか…


ほんとなんでこの私…？？？？








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