家に帰ったらパン一男性が座ってます

19個 ページ19

『トイレットペーパー…安売りしてたのか｡おひとり様1つ…帝統連れてきてよかった､1つ持って』


「ん」


『あとはないかな｡行こ』


「…あ､待って｡なぁあれ欲しい」


『え?えーお菓子?』



帝統が指さす先にはポッキーが置いてある



「だって食いたいから」


『全く…これだけ?』


「おう」


『ん､じゃ行こ』








____________









______









___





『あー疲れた』


「なぁまだ行かねーの?」


『少し休んでから』


「ふーん」




買ったものをその場に置いてベッドにうつ伏せで横になる
すると上に乗っかってくる帝統




『おっっっも』


「んなことねーだろー」


『潰れるー』


「そこまで重くねーだろ｡…これ落ち着く」


『逆にしてほしい､私上がいい』


「やだ」


『えぇ』


「んー…」




手を繋いだと思いきや指を絡め撫でてくる




「…好き」


『うん』


「大好き､離したくない」


『うん』


「んーー」


『っちょ…バカ､首舐めんな』


「……にゃー」


『にゃーじゃないよ』


「にゃん」


『猫になったんなら焼肉は無しだね』


「あーわかったからなってねーって」


『…そろそろ行く?』


「やだ､もう少しこのまま」


『あのね…さっきまで早く行こうって言ってたのはどこの誰なんだか』


「今はこうしてたい｡いいだろ?」


『はぁもう…はいはい』


「なぁ､テリトリーバトルさ来てくれんの?」


『あれ中央区でしょ?行くの面倒だなぁ』


「来てくんないのかよ」


『んーー考えとく』


「…来て欲しい」


『かーんーがーえーとーくー』


「行くって言えよ……たくそろそろ行くか」


『それじゃあおりて』


「ん､早く行こうぜ｡腹減った」


『さっき早く行こって言ったらまだ行かないって言ったくせに…』


「うるせーよ､はやく」


『わかったから腕引っ張らないで』






____

20個→←18個

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す