診察::7 ページ7
今日という日に残業
課長一生恨む
走って一二三さんが務めているホストクラブへと向かった
…ホストクラブなんて初めて
恐る恐る中へと入りキョロキョロと周りを見る
「いらっしゃいませ」
突然スーツ姿の男性に話しかけられた
『あ…え、その…』
「??」
『…い、伊弉冉一二三さんに…言われたんですけど』
「……あぁ!こちらです」
ニコッと笑って席に案内してくれる
「どうぞ」
「ん?あぁ、来たね」
「どうも」
『遅くなってすみません。ここいいですか?』
「いいよ」
ドキドキとしながら先生の隣に座る
「Aさん、お酒飲めるんですか?」
『ほんの少しだけ、先生も飲めるんですか?』
「…いや…私は」
「これはこれは、今日はようこそおいでくださいました。本日は私の奢りですので心ゆくまで楽しんでくださいね」
先生が答えようとするとホストモードの一二三さんがやってきた
きっとお昼のことだと思うけど独歩さんは怒っている
『ま、まぁまぁ…独歩さん、落ち着いて』
「……はぁぁぁ…」
…一体何があったのか…
「先生、申し訳ございませんが私はお客様のところへ行かねばなりませぬ故…一杯だけ乾杯していただけないでしょうか」
「いや…私はお酒を飲むと記憶が無くなってしまうんだよ」
「一杯だけ、ぜひお願いします」
…記憶がなくなる?
先生…お酒は飲めないのかな
……というか…奢りだったの…待って、高い…1番高いシャンパンて
「さぁ、独歩にAさん。一緒に乾杯しよう」
『私このお店で一番安いのでいいです…』
「遠慮なさらずに。…はい、どうぞ」
コップに入れられたので仕方なく受け取る
「乾杯」
一二三さんがそう言うと4人でグラスをぶつけ飲む
…久しぶりに飲んだ、美味しい…
「ヒック…」
隣を見れば顔を真っ赤にさせた先生がいた
「せ、先生…?」
「ってこい!!」
『あの…なんて』
「てやんでい!!酒持ってこんかい!!!」
『っ!?!』
そう言うと一二三さん独歩さんとチョップを入れる
私はされなかった
「酒を〜持ってこいと言ってるんだ!てやんでいちくしょーめい!!」
先生…酒飲んだら人格変わる系男性か
「ヒクッ…ほら、てめぇももっと飲みやがれぃ」
『わっ、私はそんなに飲めなくて…』
「んぁ?俺の酒が飲めねぇってーのかい!!」
……酒は絶対やめとこ
「飲むぞ飲むぞォ!!」
 ̄ ̄ ̄ ̄
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しゃか(プロフ) - はおさん» めちゃくちゃに嬉しいお言葉ありがとうございます!!ヒプ初作品であまり自信が無かったのですがそう言っていただけで嬉しいです…!ありがとうございます🙇♂️✨ (2022年6月6日 20時) (レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
はお - こんにちは。何周かさせていただいてます。久しぶりに来たのでコメントを残させていただきます。この作品は私が寂雷に落ちたきっかけで、よりヒプマイ生活が楽しくなった思い入れのある作品です。このようなお話を作ってくださり本当にありがとうございます。 (2022年6月5日 23時) (レス) id: 06c982d24f (このIDを非表示/違反報告)
しゃか(プロフ) - 斎さん» ありがとうございます…!いやほんとに先生かっこよすぎて尊いですよね (2021年6月20日 0時) (レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
斎 - 寂雷カッコイイ尊い (2021年6月19日 8時) (レス) id: 8766145e6a (このIDを非表示/違反報告)
しゃか(プロフ) - 聖羅さん» あああっありがとうございます…!! (2021年3月3日 10時) (レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃか | 作成日時:2018年7月25日 1時