診察::36 ページ36
花火が終わりその場で30分くらい他愛もない話をする
「本当に君と話しているとすごく楽しいよ」
『私もすごく楽しいです』
「そう､よかった」
『…寂雷さん｡今日はホントにありがとうございました､誘ってくれた時ものすごく嬉しかったんです』
「実はこの浴衣は一二三君に選んでもらったんだ､本当は私服で行くつもりだったけど独歩君が浴衣を着てみてはどうでしょうと言ってくれてね」
『…私独歩さんに浴衣か私服がで相談したんですよね』
「はははっ､ということは今回は独歩君に感謝しないとだね､もちろん一二三君にも」
『ですね｡…そろそろ帰ります?』
「そうだね｡…手を繋いでもいいかな」
『もっもちろんです』
「ありがとう」
優しく微笑み私の手を握る
すごくドキドキする
「足は大丈夫かい?」
『あ…今は大丈夫です』
「そう､痛くなったら言ってね」
『はい』
なんて言ったけどそろそろ限界
転ばないよう頑張って歩くと隣からため息が聞こえた
「無理はしてはダメだよ｡…ん､乗って」
手を離し私の前でしゃがみこむ
『…へ』
「ほら､遠慮はいらないよ」
まっさか…おんぶをしてくれると…??
『し…失礼します』
恐る恐る寂雷さんの首に腕を回して寂雷さんの背中にくっつく
するとゆっくりと立ち上がり歩き始める
『久しぶりだ…こうされるの』
「キツくないかい?」
『大丈夫です』
「よかった､何かあればすぐに言ってね」
『…ごめんなさい､迷惑かけて』
「気にしないで､履き慣れてないからキツいよね」
はぁ…優しいな…もう
「…ふふ…」
『どうかしました?』
「心臓がすごく速い」
『え"っ!?』
「おっ…と､大人しくしてないと危ないよ」
『いや…あの､あ…う…』
「…ホントに可愛いね」
『言い過ぎです…』
「ねぇ､顔を見せて」
『…??えぇと…こうですか』
肩を掴んで寂雷さんの耳の所まで行くと突然寂雷さんは首を曲げて私の方を向く
そして軽く唇が触れた
『っ!!?!』
「顔真っ赤」
『だって今…口が…』
「嫌だったかい?」
『…いえ』
肩におでこをつけてぎゅうっと腕に軽く力を入れる
『…好きです…』
掠れる声で呟くと寂雷さんはクスリと笑い"私も"と呟いた
____________
女性恐怖症と彼氏恐怖症 [伊弉冉一二三]
また…作ってしまった…
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しゃか(プロフ) - はおさん» めちゃくちゃに嬉しいお言葉ありがとうございます！！ヒプ初作品であまり自信が無かったのですがそう言っていただけで嬉しいです…！ありがとうございます🙇♂️✨ (2022年6月6日 20時) (
レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
はお - こんにちは。何周かさせていただいてます。久しぶりに来たのでコメントを残させていただきます。この作品は私が寂雷に落ちたきっかけで、よりヒプマイ生活が楽しくなった思い入れのある作品です。このようなお話を作ってくださり本当にありがとうございます。 (2022年6月5日 23時) (レス) id: 06c982d24f (このIDを非表示/違反報告)
しゃか(プロフ) - 斎さん» ありがとうございます…！いやほんとに先生かっこよすぎて尊いですよね (2021年6月20日 0時) (レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
斎 - 寂雷カッコイイ尊い (2021年6月19日 8時) (レス) id: 8766145e6a (このIDを非表示/違反報告)
しゃか(プロフ) - 聖羅さん» あああっありがとうございます…！！ (2021年3月3日 10時) (レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃか
| 作成日時：2018年7月25日 1時
